俳優の田中圭が、8月20日に都内で行われた映画「ハウ」(公開中)の公開記念舞台あいさつに、ハウ役の犬・ベック、池田エライザ、モトーラ世理奈、長澤樹、宮本信子、犬童一心監督と共に登壇した。
同作は、「ワン！」と鳴けない保護犬・ハウと、ちょっぴり気弱な青年・民夫(田中)の絆を描いた至福の感動作。運命的に出合ったハウと民夫は、最高に幸せな時間を過ごしていたが、ある日突然ハウが姿を消す。あらゆる手段を尽くしてハウを捜す民夫だが、無情にも「ハウに似た犬が事故死した」という情報がもたらされる。だが、ハウは青森で生きており、民夫の声を追い求めて798km離れた横浜を目指す、というストーリー。
田中圭が子供たちに推薦「今回はすごく世代を問わずお薦めできる作品」
舞台あいさつでは、田中がベックと共に劇場後方から登場し、「同作の主人公であり、天才俳優犬・ベックくんです。やはり(前日に)初日を迎えてテンションが高いのか、扉の向こうですごく飛び跳ねてました。でも、扉が開いた瞬間すごく堂々と歩くので、『さすがだな』と思いました」と紹介。
その後、田中は公開を迎えた心境について「やっぱりうれしいです。今回はすごく世代を問わずお薦めできる作品で、自分の周りでも子供たちが見たいと言ってくれているので、『夏休みだから早く行けよ』って言っています(笑)」とにっこり。
犬のベックは立派な共演者…現場での心遣いを明かす田中圭
そんな中、ベックとの共演で感じたことについて聞かれた田中は「ベックはかわいいので食べちゃいたい感じなんですけど、改めて撮影の時を振り返ると、コミュニケーションをとったりして『共演者としてちゃんとお芝居をさせてあげなきゃな』と考えていた気がしています」と明かし、「撮影が終わってからプロモーションで会う方が、ただただ『かわいい～！』ってできるんです」と打ち明けていた。
◆取材・文＝原田健
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