8月28日放送の日曜劇場「オールドルーキー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)第9話で、前回から続く水泳選手・麻生健次)のドーピング問題が亮太郎(綾野剛)らの執念と尽力のおかげで無事に解決。が、この一件が亮太郎と彼が勤務する“ビクトリー”社長・高柳(反町隆史)との間に大きな溝を生むこととなってしまった。
引退の危機の麻生を何としても救いたい亮太郎は…
本作は、ある日突然、選手引退を余儀なくされた37歳の元Jリーガー・新町亮太郎が、サッカー以外のスキルも知識も経験も無いどん底からセカンドキャリアをスタートさせ、新たな目標に向かっていくヒューマンストーリー。各エピソードには、実際のトップアスリートたちに取材した内容が反映されており、リアリティ溢れた内容となっている。(以下、ネタバレ含みます)
ドーピング反応が陽性で“4年間の資格停止”処分となってしまった麻生。目標だったパリ五輪出場はもちろん不可能、処分が明けた後の2028年ロス五輪も31歳になっていて選手のピークを過ぎているため、出場は望み薄。つまり、彼にとっては引退を示唆する判決でもあった。
不服申し立てをしている間にもかかわらず、「資格停止処分」とマスコミは大々的に報道し、麻生はすっかり犯罪者扱いに…。潔白を主張する麻生を信じ、元アスリートとして、このまま選手生命を絶たれる彼を見捨てられない亮太郎は、どうにか嫌疑を晴らそうと出来る限りの調査を始める。だが、潔白を証明できるものは1つも見つからなかった。
麻生をめぐる考えの違いで、亮太郎と高柳は激しく対立
それでもあきらめない亮太郎に「麻生を助けるのは不可能だ」と、調査をやめさせようとする高柳。“犯罪者”を庇っている印象が付き、会社の信用に傷がつくこと、また所属選手たちにも動揺や不信感が広がっていることから、自分が作った“ビクトリー”を守らなければならない、と主張する高柳、麻生の潔白を涙ながらに訴える亮太郎…。「たった1人のために他のアスリートを潰すつもりか?」「たった1人のアスリートを守れないでどうするんですか!」―声を荒げて対立する2人。高柳は麻生の契約解除を言い渡した。
このやりとりに「どっちの言い分も間違ってないだけに難しい…」「同じアスリートとしての亮ちゃんの思いが伝わって泣けてきた」と、それぞれの立場を考えながら真剣に見ている様子が窺われるコメントが多く書きこまれ、「#オールドルーキー」がトレンド入りした。
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