「2次元と3次元を行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。
この日は珍しく寮の中で仕事がスタートする日だったので、久しぶりにみんなと朝から長時間過ごした。
最近は動画を寮で撮影することもあって、僕と陽介、蓮、勇仁は朝から寮の掃除で大忙しだ。将綺はちゃっかり前日に自分の担当場所の掃除を終わらせていたので、優雅にコーヒーを飲んでいた。
寮の掃除場所は、半年に1回の「掃除場所ジャンケン」でつい数日前に場所が変わったばかりだったので、みんなあまり慣れてなくて、いつもより時間がかかっていたようだ。
ちなみに新しい掃除場所は将綺がキッチン、蓮がお風呂、僕がリビング、陽介がトイレ、勇仁が洗面所と玄関だ。あみだくじで掃除場所を決めた時は将綺と蓮の掃除場所は逆だったのだが、即座に2人で場所を交換したらしい。そういうのもアリなのか。というか、「掃除場所ジャンケン」と自分たちで言いながら、あみだくじで決めてるのはどうなんだろうか(笑)。
さて、この日もそうだったが、寮で動画を撮るとき、みんなの居場所はだいたいリビングか将綺の部屋だ。動画を撮っていてリビングに入れないときは、他のメンバーはなぜか将綺の部屋でくつろいだり、撮影の準備をしていたりすることが多いのだ。将綺が部屋にいない隙に、蓮が大量のピンポン玉を部屋にばら撒いてしっかり荒らしていて、こいつがいる限りジュネス寮に平穏が訪れることはないなと確信した。
撮影も中盤に差し掛かって、この日はみんなでちょっと贅沢しちゃおうと、お昼に出前で二郎系ラーメンを頼んでしまった。もう1日を締めて終わりたくなるぐらい美味しくて最高だったのだが、カメラが回っていてしっかりドッキリにかけられた。僕はどうやら普通に二郎も食わせてもらえないらしい。
ありがたいことに、普段は夜遅くまで仕事をしていることが多いのだが、この日は夕方に仕事が終わった。勇仁はその後予定があったので4人で近くのスーパーに行って、夕食や洗濯物や洗い物など家事を済ませてからリビングに戻ると、蓮と将綺がクーラーの下で溶けていたので、部屋で一緒に「Apexモバイル」をやろうと誘ってみた。
2人とも2つ返事で僕の部屋に来たどころか、将綺に関してはくつろぐ気満々でわざわざベッドのマットレスまで持ってきた。途中から陽介も部屋にやってきて、結局ほとんど4人でお喋りしていた。なんだか修学旅行の夜みたいで少しワクワクした。
「深夜の4時までやろうね。」なんて初めは信じられないことを言っていた蓮だったが、お酒も入ってるからか、そうそうに眠気に襲われてうとうとし始めたので、0時前には解散して眠りについた。
今度は勇仁も一緒に、また修学旅行みたいな夜を過ごしたいな。
自分達でグループ名に「青春」と入れておきながら、この日が久しぶりに青春してるなぁと感じた1日だったことはここだけの秘密だ。
2019年9月2日に始動した、ダンス&ボーカルグループ。メンバーは内田将綺、相沢勇仁、星野陽介、仲川蓮、南優輝の5人(写真左から)。2022年3月時点で、デジタルシングルを14タイトル、シングル1枚、フルアルバムを2枚発表している。最新リリースは、6月22日発売の2ndミニアルバム「君と僕の唄」。9月23日にグランキューブ大阪、10月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで3周年記念ライブを開催する。
公式HP
https://gjunes.com/
◆「学芸大青春のジュネッセンス!!」過去の連載はこちら◆
https://ddnavi.com/serial/junessence/