信玄は謙信の言葉に背中を押され、家康に対して旗印戦ではなく、あえて決闘を申し込んだ。
決闘を中継で見ていた謙信は、劣勢の信玄に「魂燃やせ、コラぁ!」とげきを飛ばした。信玄は倒されてしまうが、足をあえて集中して狙っていたことで、家康を負傷させることには成功していた。
戦いの最中に、信玄が口にしたのは「人は城、人は石垣、人は堀」という、歴史で有名な言葉で、人の大切さを説いたとされるものだ。家康との決闘は、ポイントにはならない己の戦いであるとともに、謙信に言われたように、次に戦う誰かのため=信長のためだった。
信玄の戦いぶりに、謙信は涙を流した。
実際の歴史上で戦いを繰り返したライバル関係として知られる謙信と信玄。2人の逸話が「敵に塩を送る」ということわざの元になったともいわれている。
さらりとライバルの背中を押して鼓舞しながら、懸命な姿に涙する謙信。自分らしさを貫きつつ、助言を受けて人のためになることを選んで熱い戦いをした信玄。そんな2人の様子に、視聴者からは「武田と謙信の関係が熱くて感涙」「最高に胸熱」「エモい」「いい関係だなぁ」と反響が相次いだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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