いい雰囲気の2人…だが、通りかかった西(藤岡真威人)の「まさか…デートっすか!? そうか、だからこの間の合コン、収穫なしでも余裕だったんすね」の言葉を聞くと、途端に眉をキリリと上げ「これはデートではありません」とピシャリ。“合コン”と聞いてヤキモチを焼いた…そんな風にも見える反応で、本音をちらりと覗かせた。クールでカッコいい上司から、恋にちょっぴり不器用なヒロインに。そのギャップが桜間冬美の魅力だ。
卒業後もドラマや映画で活躍中
演じる白石は、2020年に乃木坂46を卒業後も積極的に演技に取り組んでいる。2021年には、ドラマ「漂着者」で卒業後初の連ドラ出演。正体不明の男“ヘミングウェイ”(斎藤工)の謎を追う新聞記者役を務めた。
2022年は1月クールの「ミステリと言う勿れ」にセミレギュラーキャストとして出演。事件に巻き込まれる和服の美女・犬堂愛珠を可憐に演じた。2月公開の映画「嘘喰い」でヒロイン・鞍馬蘭子を演じ、同タイミングで配信スタートしたdTVドラマ「嘘喰い-鞍馬蘭子編/梶隆臣編-」では主演も務めた。
「テッパチ!」では、唯一の女性レギュラーとして作品に華やかさをプラスしている。スタート時には「実際の女性自衛官の声の張り方や立ち振る舞いを教えていただきました。誰かに指示を出すということも非日常的で、自然と私も気が引き締まり良い刺激と、緊張感をもって臨んでおります」とコメントしていたが、そんなエリート自衛官姿も格好よく決まっている。同い年でありながら上司と部下の関係でもある宙との微妙な空気感も、ドラマのいいスパイスだ。
いよいよストーリーはクライマックスへ。今後、冬美が宙を部下としてどう導き、一人の男性としてどう接していくのかにも興味が尽きない。(文=ザテレビジョンドラマ部)