閉じる

<ドラマアカデミー賞>監督賞は「マイファミリー」チーム 二宮和也のセリフに『主人公の成長が見えるようになりました』(平野俊一D)

2022/09/03 12:00

「マイファミリー」チームが第112回ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞
「マイファミリー」チームが第112回ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞(C)TBS

2022年4~6月放送ドラマを対象に開催した第112回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。監督賞は、二宮和也主演「マイファミリー」(TBS系)の平野俊一D、田中健太D、宮崎陽平D、富田和成Dが受賞。誘拐事件を巡るストーリーを「巧みなカメラワークで緊張感のある展開にした」と支持されたほか、「誰もが真犯人に見え考察が楽しかった」と考察も盛り上がった。

受賞を受けて平野Dは、「主演の二宮和也さんとは、まだ嵐が結成される前の『あきまへんで!』(1998年、TBS系)以来でした。久々にご一緒したこの作品で受賞できてうれしいです」と喜びを語った。

その二宮は今作で主演男優賞を受賞。平野Dは「二宮さんは、本番に懸ける集中力が素晴らしいので、演出としてはその集中しているところを逃さず撮影することに徹していました。最初から完全に鳴沢温人としてセリフを放っていて、台本のイメージと違って驚くこともありましたが、結果的に二宮さんのやり方が一番伝わりやすいなと納得していましたね」と改めて演技を絶賛した。

特に印象に残っているというのが第3話。「誘拐されていた娘を救い出し、抱き合う妻と娘をそのまま抱き締めるところ。『みんなで帰ろう』は二宮さんから出てきた言葉です。そう言うことで、最初は自宅に帰るのを嫌がっていた父親・温人の成長が見えるようになりました」。

誘拐事件を描きながら、見せたかったのは"家族の物語"。平野Dは「クランクイン前、このドラマでは家族愛を描こうと話していたときにウクライナ侵攻が起き、戦地では家族がどういう思いでいるんだろうと考えました。日常が突然、非日常になったとき、その中で最も守らなければならないものは何か?という命題を意識しましたね」と、現実の世界情勢にも影響を受けたと明かした。

「撮影では、誘拐ものなのに犯人の口元が映らず、(ナレーターによる)機械音声のみという挑戦も。そんな工夫をしつつ、新しいジャンルとして掲げた『ノンストップファミリーエンターテインメント』を実現しようとスタッフ一同奮闘しました」という同作は、ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞、主演男優賞、助演男優賞(濱田岳)、脚本賞(黒岩勉氏)、監督賞と5冠を達成している。
(取材・文=小田慶子)

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

画像一覧
3

  • 「マイファミリー」チームが第112回ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞
  • 【写真】主人公・温人を演じた二宮和也は主演男優賞を受賞した
  • キーマンを演じた濱田岳は助演男優賞を受賞

関連番組

No Image

マイファミリー

出演者:二宮和也 多部未華子 賀来賢人 高橋メアリージュン 迫田孝也 那須雄登 山田キヌヲ 渡辺邦斗 藤間爽子 松本幸四郎(十代目) 富澤たけし 大友康平 神野三鈴  ほか

関連人物

  • No Image

    平野俊一

  • No Image

    田中健太

  • No Image

    宮崎陽平

  • No Image

    二宮和也

  • No Image

    濱田岳

  • No Image

    黒岩勉

  • 「ザテレビジョン」からのプレゼント!

    「ザテレビジョン」からのプレゼント!

  • 第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞

    投票〆切は4/5!第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞

  • コミック試し読みまとめ

    話題の作品がいっぱい!コミック試し読みまとめ

  • 推したい!フレッシュFACE

    推したい!フレッシュFACE

  • ザテレビジョン マンガ部まとめ

    SNSでバズった話題のマンガが読み放題!ザテレビジョン マンガ部まとめ

  • 【春ドラマ】2024年4月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【春ドラマ】2024年4月期の新ドラマまとめ一覧

もっと見る