「カーズ」シリーズ最新作「カーズ・オン・ザ・ロード」が、9月8日よりディズニープラスで全話一挙独占配信開始。人気レースカーのライトニング・マックィーンを主人公にした「カーズ」シリーズの最新作となる本作は、全9話の短編作品となっている。マックィーンとメーターの友情旅を軸にしたストーリーだが、クスりと笑える名作映画のオマージュなどがショートアニメの中に盛り込まれており、一瞬過ぎて見逃しそうな小ネタにもファンの熱い視線が集まっている。(以下、各話のネタバレを含みます)
メーターの姉のもとへ
今回の短編シリーズはマックィーンが親友のレッカー車“メーター”と旅に出るお話。きっかけは“メーターが姉の結婚式に出席するため、ラジエーター・スプリングスを出ることだった。姉とは長く会っておらず、メーターはそもそも「そんなに仲が良くなかった」と、結婚式に出席すること自体あまり乗り気ではなかった。そこでマックィーンが放った一言「僕も一緒に行こうか? 旅をするんだよ」によって、メーターの気持ちが切り替わった。
マックィーンは、トレーラーのマックに乗って悠々自適な旅をイメージしていたが、メーターはそうではなかった。「ぶらついて、裏道を走って、友達を作る!」と、自分たちの足(タイヤ)でいろんな冒険や経験をしながら目的地へ向かうことだったのだ。街の仲間たちも2人の旅に大賛成し、もう後には引けない状況に。
なんだかんだありながらも2人での旅がスタート。第1話は「恐竜公園」。どうやらこの恐竜公園に着くまでに、メーターの行きたい所(タイヤの迷路とか)に付き合ってきたマックィーン。この公園にはマックィーンのリクエストで立ち寄ることが決定。園内に入っても全く乗り気じゃないメーターは、ガイドの説明を聞きながら睡魔に襲われ夢の中へ。
このエピソードの面白いところは、恐竜のことに全く興味がなかったメーターが、夢の中で恐竜に追い掛けられたりしている間に恐竜に詳しくなっているところ。いわゆる“睡眠学習”みたいなイメージか。結果的に2人とも満足した旅の序盤という感じとなった。「ジュラシック・ワールド」的な世界に登場するクラシックなマックィーンとメーターも個性的だ。
マックィーンの意外な一面も
夢といえば、第2話のタイトルがズバリ「悪夢」。突然の雨に降られて“デスティニーホテル”というアンティークな、というか寂れたホテルに泊まることに。不気味な佇まいにビクビクしていたメーターがあっさり熟睡して、余裕を見せていたマックィーンの方が眠れずにガタガタと震える逆転的状況になった。恐怖の車に追い掛けられたり、映画「シャイニング」の双子のような車が登場したりする中、屋敷の中を必死に逃げ回る。マックィーンの意外な“怖がり”の一面が垣間見える回となっている。
このエピソード2の監督を務めたスティーブ・パーセルは、子どもの頃からお化け屋敷や幽霊、ホラー映画といった怖いものが好きだったそうで、本作にも過去の映画のオマージュが入っているという。
「僕がこれまで見た他の映画のアイデアを加えていった。音楽も僕が子どもの時に見た家族向けの怖い映画のトーンを使っているんだ。どちらかというとユーモラスな感じ。『The Ghost and Mr.Chicken』(1960年)や『Munster, Go Home!(1966年)』といったね。こういった昔風のレトロなサーフ・ギターっぽいサウンドトラックが、全体的にちょっと軽いトーンにするために入っているんだ。だから、ちょっと怖いものがあるけど、ものすごく怖いものはなくて、もっと楽しい感じの怖さがあるんだよ」と語っており、少々ホラーテイストだが、小さい子が見ても「怖すぎない」ユーモア要素がちりばめられている。
ちなみに「シャイニング」の双子っぽい車には、視聴者も敏感に反応しており「2話シャイニングでしょ」「めっちゃパロディじゃん」「製作の人シャイニング好きだな」といった声がネット上に寄せられている。
「ディズニープラス」期間限定1カ月間199円
2022年9月8日に実施された「ディズニープラス・デイ」を記念し、9月8日~9月20日(火)15:59の期間中、「ディズニープラス」に新規加入/再加入すると、最初の1カ月199円(税込)のウェルカムプライスにて利用可能。(※各種条件など詳細は下記公式サイト参照)
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