「顔も優しくなったねって言われます」
33歳で出会ったご主人とは、2年付き合って結婚した。
橋本:(結婚までは)私がいっぱい引き伸ばしましたね。それまで男性ファンが多かったし、そういう仕事ばかりしてたので、仕事がなくなるのが怖くて。実際、結婚して妊娠して、仕事はかなり終わりました。それはちょっとショックでしたね。
だが、失うものより得たものの方がずっと多かった。
橋本:今思えば、結婚してものすごくよかったなって。男性に媚びる仕事が多かったですけど、それがなくなって昔の私に戻れたみたいな感じで。それまでは仕事がなくなることへの不安が大きすぎて、家でひとりお酒なんか飲んだ日には涙が止まらなかったんです。“安心できる場所”ができたのは大きかったかも。
――高橋:独身の時よりも自信に満ちあふれてる気がしますよ。
橋本:それはすごく言われます。顔も優しくなったね、とか。帰る場所ができたからだと思います。
――高橋:将来、子どもにグラビアのことはどう伝えたいですか?
橋本:自信をもってママがやりたい仕事なんだよっていうことを言いたいですね。頑張ってる姿を見せるのはすごくいいことだと思います。
夢は「朝ドラのお母さん役」
――高橋:では、最後に“人生でまだととのってないこと”を教えてください。
橋本:朝ドラ(連続テレビ小説)のお母さん役とか、できるようになったらいいな。
――高橋:めちゃくちゃお母さんの雰囲気出てますよ。きれいなお母さん。
橋本:ありがとうございます。
――高橋:朝ドラの“戦火を生き抜く母”いけるよ。“国民の愛人”から“国民の母”に!
橋本:60代とかでなれたらいいなって。
――高橋:僕はかなう気がします。以前と雰囲気が全然違いますもん。えらいもんで、サウナのポンチョが染物の和服に見えてくる(笑)。
今回初めてじっくり入ったというサウナでこの日、“ととのう”感覚も初めて経験。「幽体離脱してるみたいな感じ。わかる気がする、“ととのう”って」と、極上の時間を過ごした橋本。自身のこれまでを包み隠さず打ち明け、汗と一緒に心の老廃物もすべて流せただろうか。