――俳優としては、2021年夏から5クール連続でドラマに出演、今年春は初主演も務めました。
そういう場所を与えていただいてすごくうれしかったですし、そこの場に行かないと分からなかった景色とかがあって、すごく勉強になりました。(主演作では)主演だからといって気張ることなく、いつも通りにやらないと自分のペースが崩れちゃいそうだし、主演1年生だったので勉強させてもらいますっていう、そういうスタンスでいさせていただきました。
――ドラマ「オールドルーキー」(TBS系)の社長秘書役もお見事でした。
本当ですか? でも、すごく難しかったです。社長秘書だけの役割ではなくて、社員でもあるっていうところの二面性というか、そういう部分もあったので、社員のみんなとも仲がよくて、だから必ずしも100%社長側というわけではない。そこの塩梅が毎シーン難しくて、自分がバロメーター的にどこにいるんだろうって毎回測りながら演じていました。
――見ていても、こっちに行きたいけどこちらも…みたいな、すごく悩んでいる感情が伝わってきました。
やっぱり綾野(剛)さん演じる新町さんを応援したい気持ちだけど、(新町の)監視みたいことを社長から命じられてそうもいかないみたいなことが終盤にはあったので、そういう悩みがあるっていう…難しかったです。
――反響はいかがですか?
でも、そういう“板挟みにあう”みたいなことって、日ごろ皆さんが会社で働いている中で「一番親近感があるよ」と言っていただいたんです。新町さんみたいに信念を貫いて気持ちよくいけたら、それはそれですごくいいことですけど、ああやって板挟みになることが「すごく近いものを感じた」と言っていただけたのは、すごく励みになりました。
――最後に、岡崎さんがファッション以外でハマっていることを教えてください。
サウナですかね。以前は苦手意識がすごくあったんですけど、やっぱりブームというのもあって、ちゃんとやり方を聞いて入ったら、もうハマっちゃって。行き過ぎないように加減しながら、体調を見ながらっていうふうではありますけど、結構好きですね。オススメです。
◆取材・文=一条二郎