坂口健太郎と杏がW主演を務める月9ドラマ「競争の番人」(フジテレビ系 毎週月曜夜9:00-9:54)は9月19日(月)に最終話の放送を迎える。
本作は全ての撮影が終わっているが、この程寺島しのぶ、小日向文世のクランクアップの模様が公開された。寺島は「役者って本当に難しいなって思いました」と感想を述べ、小日向は壮絶なクライマックスシーンを撮影しクランクアップ。「しびれるようなシーンが続いて、とっても楽しかった」と振り返った。
同作はミステリー「競争の番人」(新川帆立・講談社)が原作。ドラマで坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、「競争の番人」として、不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。誰もが聞いたことがあるが、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした“凸凹バディの痛快爽快エンタメドラマ”となっている。
公正取引委員会の第六審査長・本庄聡子(ほんじょう・さとこ)役を演じている寺島。最後のシーンを撮り終わると、スタッフから「本庄聡子役、寺島しのぶさんオールアップです!」というかけ声とともに大きな拍手と花束が贈られた。
月9ドラマへの出演は意外にも今作が初めて。今までドラマで描かれてこなかった題材で“ダイロクのボス”を演じた寺島は苦労も多かったようで、「役者って本当に難しいなって思いました。セリフに翻弄されちゃって…。こんなに専門用語に翻弄されるってしばらくなかったので。皆さんも大変な現場をやりきっていらっしゃると思いますが、最後まで乗り切っていただきたいと思いますし、面白いドラマになることを祈っています。本当にありがとうございました」とコメントし、スタッフ一同から改めて「お疲れ様でした!」と大きな拍手が贈られた。
そして、第8話から“ダイロク”にとって、そして小勝負にとって最大の敵となり、立ちはだかっている国土交通省の事務次官・藤堂清正(とうどう・きよまさ)を演じている小日向文世は、物語のクライマックスとなる壮絶なシーンを撮影後にクランクアップを迎えた。小日向は「クランクインして最初のうちは、こんなに楽でいいのかな?なんて思っていたんですけど、ここにきてしびれるようなシーンが続いて、とっても楽しかったです!放送を楽しみにしているのでがんばってください。ありがとうございました!」とあいさつ。
第9話では、小勝負のため、ダイロクのために藤堂に近づいた本庄が、ナイフで刺され重傷を負ってしまった。しかしいまだに藤堂が談合に関与している証拠が見つけられないダイロクの面々。しかし小勝負は「弱くても戦いますよ」と諦める様子はなく、そんな小勝負に「弱い者は排除します」と吐き捨てるように言う藤堂。
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