FANTASTICS、笑顔にあふれたライブツアー“FAN FAN HOP”ライブリポート
FANTASTICS from EXILE TRIBEのライブツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2022 “FAN FAN HOP”」が8月6日・7日に東京ガーデンシアターで開催された。メンバーが構成を考えたという本ライブツアーは、1幕はFANTASTICSの魅力全開のライブ・ダンスパフォーマンス、2幕は芝居とカバー曲のストーリー仕立ての内容。ライブとファンミーティングを一度に体験できるような趣向を凝らしたパフォーマンス(8月6日開催ぶん)をリポートする。
冒頭からハイテンション!駆け抜けるようなオープニング
幕が上がると、音楽に合わせてツナギ姿のメンバー(世界、佐藤大樹、澤本夏輝、瀬口黎弥、堀夏喜、木村慧人、八木勇征、中島颯太)が続々と登場。スケボーや自転車に乗り、それぞれが大きなキューブをもって登場する。キューブの面にはそれぞれ文字が刻まれていて、つなぎ合わせると今回のツアータイトル「FAN FAN HOP」の文字が完成した。
大歓声に包まれて1曲目がスタート。8月24日発売の新シングル「Summer Bike」のイントロが流れると冒頭のツナギ姿から早着替えをしたメンバーが、カラージャケット&パンツスタイルで登場。サビの横一列での存在感あふれるダンスパフォーマンスでライブという特別な時間をアピールした。
「サンタモニカ・ロリポップ」「Drive Me Crazy」と、シングル曲やライブのキラーチューンを間髪入れずに披露。曲間にダンスパフォーマンス&メンバー紹介を挟み、「Overflow」ではボーカルの八木・中島が「次は一緒に手をあげていきましょう!」と観客を煽ると、会場はピンク一色になりフラッグが波打つ。駆け抜けるようなアップテンポの楽曲に客席は高揚感に包まれた。
しっとり聴かせるバラードタイム
雰囲気一転、ピアノの音色が印象的なシングル「Escape」からライブが再開。ボーカル・パフォーマーに次々とピンスポットが当たるドラマチックな演出で楽曲の世界観を表現。続く「Turn to You」では八木・中島のボーカル2人で送るバラード。冒頭の盛り上がりと一変して、会場は2人の歌声に耳を傾かせていた。歌い終わりのMCでは、「ついにファイナル来てしまいました」とツアーの終わりを惜しむコメントも。「1幕、2幕と構成を変えてFANTASTICSとして新しいチャレンジを試みた、皆さんと作るライブ。お楽しみに」と客席に今回のライブへの想いをアピールした。
しっかり聴かせる時間は「さよならレイニー・タウン」。ボーカル2人が映し出される会場のライブモニターでは、モノクロ映像に歌詞が表示され、まるで映画を見ているような演出にファンは酔いしれた。