有村架純と中村倫也がW主演するドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第10話が9月16日に放送され、最終回を迎えた。不動産投資詐欺の案件に取り組んだ“石羽コンビ”。バディとして抜群の相性を見せ、タイトルがTwitterのトレンド1位を獲得する大きな反響を得て、有終の美を飾った。(以下、ネタバレがあります)
不動産投資詐欺事件に石羽コンビが奔走
同作は、東大卒パラリーガルの“石子”こと石田硝子(有村)と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士の“羽男”こと羽根岡佳男(中村)コンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むリーガル・エンターテインメント。
「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)、「最愛」(2021年、すべてTBS系)とヒット作を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして二人と初タッグを組む脚本家の西田征史氏が手掛ける完全オリジナルドラマだ。
“石羽コンビ”の最初の依頼人・大庭蒼生役で赤楚衛二、そば店店員で石子に惚れている塩崎啓介役でおいでやす小田、潮法律事務所の所長で、石子の父・潮綿郎役でさだまさしが出演。
最終話は、大庭の弟・拓(望月歩)が目撃した放火事件と、大庭が名義貸しで巻き込まれた不動産投資詐欺の案件をめぐるストーリーが展開した。大庭も手伝い、事務所一丸となって証拠集めに奔走し、訴訟の準備を進めた。
羽男の父が裁判を担当することに
法廷は羽男の父・泰助(イッセー尾形)が裁判官をすることに。その頃、石子は新証言を求めて石川県に行っていたが、まさかのトラブルで間に合わず、証拠不十分なままの羽男はしどろもどろに。そんな息子に泰助は鋭い視線を向けた。
その後、大庭が名義貸しした刀根(坪倉由幸)が放火事件の真犯人であることが判明。不動産投資詐欺についても認めたことで、裁判に勝利した。
羽男は不動産投資詐欺の裁判に勝利したあと、父・泰助と話した。泰助はほかの大きな事務所を紹介する予定をやめ、「今後一切手助けしない」と言ったが、羽男は「やっと本当の俺を見てくれた。それがうれしいです」とかすかな笑みと涙を浮かべた。去り際の「君には君のやりたいことがあるんだろ。頑張りなさい」という泰助の言葉は、羽男にとって大きなものだったはずだ。