BTS「ARMYが恋しかった」2年ぶり有観客コンサートに熱い思い 舞台裏では“素顔”見せる

2022/09/19 12:08 配信

音楽

「BTS: PERMISSION TO DANCE ON STAGE -LA」場面写真ディズニープラスで独占配信中(C)2022 BIGHIT MUSIC & HYBE. All Rights Reserved.

2021年11月にアメリカ・ロサンゼルスで行われた、BTSの2年ぶりの有観客コンサート2日目の様子を収めたコンサートフィルム「BTS: PERMISSION TO DANCE ON STAGE -LA」が、9月8日よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて配信開始された。

今作は、9月8日に実施された「ディズニープラス・デイ」を記念し配信されたもの。ディズニープラスでは同時に、期間限定で利用料金が1カ月間199円(税込)となるキャンペーンを実施中。9月8日~9月20日(火)15:59の期間中に新規加入/再加入すると、最初の1カ月は199円のウェルカムプライスにて利用可能となる。(※各種条件など詳細は公式サイト参照)

全4公演、チケット完売のプラチナライブ


公演の会場は、2022年にスーパーボウルが開催されたSoFiスタジアム。約5万人収容の会場は超満員で、全4公演完売。BTSは、この会場でフェスではなく単独コンサートで最多チケット販売数という新記録を樹立した。

オープニングのLEDにメンバー1人1人が映し出されるたびに、会場は大歓声。この配信では、バックステージの様子も映され、楽屋からステージに向かうメンバーの姿も見ることができる。集中力を高めながら、どんどん“BTS”の顔つきになっていく7人。ステージ裏にスタンバイすると、7人で円陣を組み、「いつも通り全力で。今日が最後だと思って。バンタン!」と気合いを入れる。

彼らは海外では「BTS」だが、本来のグループ名は「防彈少年団(バンタンソニョダン)」。自分たちを鼓舞するときに「バンタン」と言うことが、どれだけグローバルにビッグになっても彼ら自身は何も変わっていないことが感じられて、何だかうれしい。

激しいダンスでも生歌 これが「BTSスタイル」


鉄製の大きな檻に閉じ込められた真っ白の衣装の7人が登場。ダンサーに鎖を斧で壊されてメンバーがステージに解き放たれる。1曲目は「ON」。ステージから溢れそうなほどの大勢のダンサーと共に繰り広げられるパフォーマンスに瞬時に目も耳も心も奪われる。ARMY(BTSのファンの総称)の目の前で歌って踊る―コロナ禍で叶わなかった光景が、ついに実現した瞬間だ。

配信では歌詞にも日本語字幕が付けられ、BTSの良さの1つとして挙げられる“共感できる等身大の歌詞の内容”を理解することができる。彼らの思いや考えが伝わって、ファンはますます、BTSをまだよく知らない人も、彼らがなぜ大人気なのかがわかるのではないだろうか。

そして、彼らのライブの魅力は、ほぼ生歌であること。ライブなのだから当たり前と思うかもしれないが、実際、口パクメインで公演するグループは少なくない。BTSは「いつも通り全力で」と言うように、激しいダンスでもしっかり歌う。これでこそ、この日この瞬間しか体験できない、文字通り“ライブ”の醍醐味だ。

3曲を終えて既に全員汗だく。1人1人自己紹介をしながら5万人の歓声を全身で浴びて幸せそうな笑顔を見せるメンバー。「こうして会えるのが夢みたいです。ARMYが恋しかった」と胸がいっぱいになりながら会場に向かって叫ぶ。

「DNA」の後、衣装チェンジへ。ステージ裏に戻って着替えながら一瞬の休息。だが集中力は途切れていない表情。“真剣勝負の男の顔”という感じで、ものすごくカッコいい。

鏡の中の自分に向かって歌う「Blue & Grey」、ダンサーの腕を白鳥の羽根に見立て、大量の白鳥が飛び立つようなパフォーマンスの中から黒い衣装で現れて歌った「Black Swan」、「血、汗、涙」「FAKE LOVE」とせつないゾーンの後は、一転、大きなベッドでリラックスして「LIFE GOES ON」。その様子が次々に写真に収められLEDに映し出される。その写真を指差して「アノ顔見てよ」という感じでメンバーどうし楽しみながら歌う姿が微笑ましい。

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