10月1日(土)から第2期が放送されるアニメ「SPY×FAMILY」(テレビ東京系ほか)のベッキー・ブラックベル役などで知られる声優・加藤英美里が、マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」で、ヴィランであり多くのファンを抱えるソーシャルメディア・インフルエンサーでもあるタイタニア(ジャミーラ・ジャミル)役の日本版声優を務めている。9月15日に配信された第5話では、「シー・ハルク」の商標権問題でジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)と法廷バトルを展開するなど、作品の中で存在感を増してきたタイタニアの声を担当する加藤にメールインタビューを行い、タイタニアに共感するところや吹き替えに苦労した部分、自身のターニングポイントなどについて聞いた。
同作は、超人関連の訴訟を専門とする弁護士で“シー・ハルク”こと、ジェニファー・ウォルターズが30代の独身として、そしてスーパーパワーを持つ身長2メートルの緑色のハルクとして、悩みながらも人生を切り開いていく物語。ディズニーの公式動画配信サービス・ディズニープラスで、毎週木曜に日米同時配信中だ。
――「シー・ハルク:ザ・アトーニー」配信スタートして周囲の反響は?
作品の配信がスタートして、想像以上に面白い!など、他のマーベル作品のファンも楽しめている声を頂きました!
シー・ハルクは“第四の壁”(現実とフィクションの間に概念上存在する見えざる壁)を破るシーンが度々あり、私も楽しみの一つです。だんだんジェニファーが自分の友達のように感じてきます!
――演じるタイタニアの魅力と、共感するポイントなどがあれば教えてください。
私が魅力を感じている部分の一つとして、自分のファンに対して愛を投げかけているところです。それが彼女の本心かどうかは分からないところもあると思いますが…(笑)。彼女のその振る舞いにはとても共感します。
――演じる上で特に苦労したシーンは?
(第5話で)「シー・ハルク」という名前で商品を売り出し、店内に来たジェニファーに対してと、声をかけてきたファンとの対応の差を出すところです。ジェニファーに対してはきつく当たるので、ファンに対してのコロッと態度を変える様をうまくやれたらと思っていました。
――マーベル作品に限らず、これまでの人生で憧れたご自身にとってのヒーローは?
ヒーローとは少し違うかもしれませんが…「うる星やつら」のラムちゃんと(諸星)あたるの関係が子どものころから大好きです。原作も読んでいますが、子どものころは劇場版ばかり見ていましたので、何だかんだと文句を言いながらもラムちゃんを助けにいくあたるがカッコいいと思っていました。
――もしもジェニファーのように、突然ハルクのパワーが手に入るとしたら、堂々とヒーローとして活躍したいですか?できることならひた隠しにして普通に暮らしたいですか?
悩みますね…!そもそも私にはハルクの能力を制御しきれない気がするので、振り回されているかもしれません(笑)。
なので、もう普通に暮らすことは不可能だと思うので、ジェニファーのように上手に付き合っていきたいです!
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