10月5日(水)にスタートする山田涼介主演ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(毎週水曜夜10:00-10:54※初回は夜10:00-11:09、フジテレビ系)でヒロインを務める川栄李奈が、囲み取材に応じた。川栄は、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021年11月~2022年4月、NHK総合ほか)以来、初の連続ドラマ出演で、山田とは初共演。“朝ドラ”で演じた役とは「キャラクターが全く違う」と語る川栄に、本作の撮影秘話や山田の印象などについて話を聞いた。
本作は、連続殺人犯を父に持つ大学生・エイジ(山田)がある日、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられて、真相を明らかにしようと決意する“二重人格サスペンス”。川栄は、半グレ集団が運営するデートクラブで働く女性・ナミを演じる。
ナミとは“切り替えるところ”が似ている
――撮影が始まってみていかがですか?
クランクインする前から台本がほとんど出来上がっていたので、撮影に入りやすかったなという印象です。ナミは、親友だった葉子が亡くなって、心のよりどころがなくなってしまったところに山田さん演じるエイジが現れて、そこからエイジの良き協力者になるという役柄です。1話、2話を撮影して、エイジとの距離感をだんだんつかめてきたんじゃないかなと思っています。
――ナミに共感できる部分はありますか?
ナミは、一見強そうな女の子ではあるんですけど、実はすごく繊細で、常に誰かと一緒にいたい寂しがり屋というか…内面の部分でそういうふうに感じることがあります。自分も仕事のときはちゃんと真面目にやっているので、そこの切り替えみたいなところは似ているのかなと思います。
山田さんは常に“やられている側”(笑)
――第1話の台本でナミがインパクトのある登場をしますが、台本を読んだ感想や、そのシーンを撮影した感想を教えてください。
台本を読んだときに、登場のシーンだけに限らず、撮影が大変そうだなというのが全体的にありました。アクションというか、動きが多かったりとか、基本落ち着いているシーンがなくて、感情も動いているシーンが多いと思います。
登場のシーンも、私がスタンガンを当てるという、今までにない感情ではあったんですけど、何より山田さんがすごく大変そうだなと思いました。山田さんはずっと手錠で縛られていて…そんな中でも必死にお芝居をしないといけないので、大変そうだなと思いながらも、協力して撮影できたなと思います。
――山田さんとそのシーンについて会話はされましたか?
山田さんは、常にやられている側なので(笑)。そこはもう、本人も「また今日もやられているので大丈夫です」みたいな感じで言っていましたね(笑)。