THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬が9月28日、都内にて開催された映画「貞子DX」完成披露試写会に、小芝風花、黒羽麻璃央、木村ひさし監督と共に出席。小芝に意外な真面目さを明かされ、川村が「恥ず」と照れる場面があった。
見た者が必ず一定期間ののち死に至るという「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を実写化した映画「リング」(1998年)で、テレビ画面から這い出る貞子の姿が世紀末の日本に大きな衝撃を与えてから約四半世紀。その後、海外でも幅広い世代に知られることとなった“貞子シリーズ”の最新作となる今作では、小芝演じるIQ200の大学院生・一条文華が、妹が興味本位でビデオを見てしまったことから、呪いのビデオの謎を解明すべく奔走する。
黒羽麻璃央、ライブで見た川村壱馬の姿に「ギャップでどうにかなりそうでした」
川村は、文華(小芝)と共に貞子の呪いに挑む自称占い師・前田王司役で出演。ホラー作品への出演は川村にとって衝撃だったそうで、「ホラー映画というもので自分にお話をいただけると思っていなかった」と告白。「シンプルにめちゃくちゃうれしかったですし、光栄に思いました」と喜びを口にした。
演じる王司は、普段の川村とはギャップのあるキャラクターだという。川村は王司を「ものすごいウザキャラ」と表現しつつ、「笑っていただいたり『うぜぇ』と思われたりすると思うんですけど、楽しんでいただけたら」と笑った。
王司役の俳優として川村と出会ったという黒羽は、その後、アーティストである川村の姿を目の当たりにして驚いたことがあったと振り返る。
「川村さんは『おモテにならないだろうな』というタイプの男の子を演じているんですが、ライブにご招待いただいた時、ギャップでどうにかなりそうでした」と自身が感じたギャップの大きさを打ち明けていた。
貞子がステージを埋め尽くす
また、川村と初対面であった小芝は、会う前にインターネットで川村の写真を見たそうで「調べてみたら出てくる写真が強かったから、『怖い人だったらどうしよう』みたいな印象があった」とぽつり。
続けて、実際に会った川村の印象を「人見知りな性格らしくて、お祓いをした時に、ずっと一人で隅に座ってスンってしていらして、『話しかけないほうがいいのかな』と思った」と振り返る。
さらに、「お祓いの時に玉串を神様に捧げるという動作があるんですが、それを『昨日の夜からすごい練習してきた』みたいな感じで、『玉串をやる時はちょっと肘を張ったほうがいいらしいですよ』みたいな。『あ、この人真面目だ!』と思いましたね」とお祓い前に練習をしていた川村からアドバイスを受け、意外な真面目さに安堵したことを明かした。
すると川村は「恥ず」と、照れた様子で手で顔を押さえ、作法については「いちいち気にしちゃいますね」と語った。
イベント終盤には、観客席から現れた貞子にキャスト陣が驚く一幕も。貞子はステージに上がると、30体ほどの貞子をさらに呼び寄せ、壇上が大量の貞子によって埋め尽くされた。
真後ろに貞子たちが立ち尽くす光景に、黒羽は「今日、夢に出てくるよこれ!」と困惑。川村も「びっくりしました」と思わず笑っていた。
映画「貞子DX」は、10月28日(金)全国ロードショー。
◆取材・文=山田健史