飯尾和樹の芸風ほぼそのままのキャラクターに笑い
飯尾らが登場するナビゲートパートは、冒頭、ショートドラマ1本目後とショートドラマ2本目後の3回。飯尾演じる教師の結島が、生徒のりさと“5分で見終わるドラマ”を楽しみ、それぞれのドラマのあとには、内容にちなんだショートコントのような展開が繰り広げられる。
第3週のショートドラマはどちらも後味が悪いものとなったが、ナビゲートパートの2人の掛け合いが救いに。
2本目の「密室ゲーム」の後には、結島が「奥さん、凝り性だなぁ…」「あのすごい部屋、一人で作ったのかな。流行ってるからなぁ、DIY」と、部屋のセットにツッコむというまさかの角度からの切り返しだった。
役者としても活躍している飯尾は、現在公開中の映画「沈黙のパレード」ではシリアスな演技で見る者を引き付けて話題になっているが、本作では、りさにムチャブリされたり、つっこまれたりして、あたふたしながら返す姿は、飯尾のお笑いの芸風と似通っている。第1週、第2週のときには“5”にまつわるギャグを、第3週ではスマホを擬人化したギャグでもクスリと笑わせられた。
そんな飯尾と莉子の掛け合いも本作の楽しみの一つ。次回がいよいよ最終週となるが、2人の締めもどうなるか注目だ。
次回、10月13日(木)の第4週のショートドラマは、秋田汐梨出演の「失敗したキューピッド」と、古川雄輝&笠松将による「親友交歓」となる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部