欅坂46が視聴者から「いいね!」をもらう異色バトルがぼっ発!?
――教室に閉じ込められた女子高生たちが、タブレット端末を通して視聴者から「いいね!」をもらうことで脱出を試みるドラマ「残酷な観客達」(日本テレビ)で、欅坂46が新たな表現に挑戦している。
齋藤冬優花:最初に台本を見たときは、現代の状況を表しているなって思ったよね。私の周りにも「いいね!」をもらうためにSNSを更新している友達がいるから
石森虹花:近未来っていう設定だけど、そういう部分はすごく現実的なのかもしれないね
齋藤:そうそう。ドラマの中で映像を見ている人たちからのコメントもリアル過ぎるし(笑)
石森:うん。“心無いなぁ”って思っちゃうぐらい(笑)。誰かが本当に傷ついちゃうようなコメントが多いけど、これが現代の普通の出来事なのかと思うと悲しいなぁ
齋藤:でも、そういうちょっと嫌な部分をあえて見せるのが、この作品の面白さなんじゃないかな!
――アイドルという職業は劇中の女子高生たちと同様、不特定多数の観客に見られているわけだが、そのことに対する本音は?
齋藤:撮影ではタブレットに向かって変顔とかモノマネをしてるけど、それを見た人たちからのコメントの中に、「自分のことカワイイと思っているからそういうことするんだろ」っていうのがあったよね。あれ、私たちもそう思われているのかなって思った(笑)
石森:でも、応援してくれるファンの人たちに向けてブログとかに写真をアップするじゃない
齋藤:そうそう、自撮りしてね。なるべくカワイく写りたい!って思うのは当然だよね
石森:そう、本当にスミマセン!って思ったりもするけど、カワイく写るように頑張ってますよ(笑)
――劇中の彼女たちは、クラスメートでありながら名前ではなく番号で呼び合うという特殊な関係性を持つ。メンバー同士は普段、どんなつながりを持っているのだろう。
齋藤:「徳山大五郎を誰が殺したか?」('16年テレビ東京系)のときは、みんなで一緒に撮影していく中で仲良くなっていったけど、今は既に家族みたいな感じかな?
石森:うんうん。休憩時間もわーわーやってるし(笑)
齋藤:みんなで寝たり(笑)。カードゲームとかジェンガとか、いろんなゲームとかもやったね
石森:そんなふうにめちゃめちゃ打ち解けているメンバー同士だけど、撮影でタブレットに向かって変顔とかをするときは、やっぱり恥ずかしいんだよなぁ
齋藤:ただ、メンバーだけなら大丈夫だと思う。カメラの前で、しかもスタッフさんが大勢いると…ね
石森:そうそう。みんなそれなりのテンションの高さはあるけど、欅坂46のメンバーって実はみんな恥ずかしがり屋なんだよ
齋藤:でも、虹花は振り切ってやってる印象があるよ
石森:だって、何度も撮り直すのが嫌だから(笑)。振り切って、一発OKの方がいいでしょ!
齋藤:すっごくポジティブな性格になったよね。1年前は本当にマイナス思考だったのに(笑)
石森:前向きになれてる気はする。そういうふーちゃんは相変わらずみんなから頼られてる! この一年、さらにその“頼られキャラ”が浸透したのは間違いないね
齋藤:そんなふうにそれぞれキャラクターが強くなってきた私たちが、あえてキャラの薄い、無個性な役を演じているなんて不思議(笑)
毎週水曜
夜0.59-1.29 日本テレビ
企画・原作=秋元康
出演=欅坂46ほか
想定外の指示にメンバーが焦り始める
5月31日(水)放送では、音楽室にやってきた生徒たちが、制限時間付きで全員で21万を超える“いいね”をもらうように指示を出される。