「史実を大事にしながらも、新たな武蔵を生きることができたら」
また、どのような宮本武蔵を演じたいかという問いに、「今回脚本が、武蔵の葛藤や心の揺れを濃く描いてくださっているので、そこを大事に作っていきたいなと思っています」と語った横浜。「そして、新解釈ということで、史実を大事にしながらも、自分にしか出せないものを出して新たな武蔵を生きることができたら」と話し、気合いをあらわにした。
そんな横浜に対して堤は「期待しかないですね」ときっぱり。「最近の横浜くんの出る映画、ドラマを見させてもらっているんですけど、確実にその中で作ったキャラクターでこの舞台にとって必要なものもあるし、武蔵の生きざま、暗さ、強さ、何十年も何かを思い続ける気持ちみたいなものも演じてほしいと思うし。彼は適役だと思います」と明かした。
横浜は、「一度中止になってしまって、悔しい思いや責任感を感じていたんですけど、こうやってまた上演が決まって非常にうれしく思います。あの時から積み重ねてきたものをすべて注ぎ込んで、武蔵を生きられたらなと思っています」と意気込みを語った。
本作は、2023年2月10日(金)に東京・明治座で開幕し、その後、2月25日(土)~26日(日)に金沢・本多の森ホール、3月1日(水)に新潟県民会館、3月4日(土)に秋田・あきた芸術劇場 ミルハス、3月8日(水)に愛知・センチュリーホール、3月11日(土)~12日(日)に兵庫・神戸国際会館 こくさいホール、3月15日(水)に高松・レクザムホール、3月18日(土)~27日(月)に福岡・博多座で上演。全国8カ所を巡る予定。
NHKエンタープライズ