岡田将生と中井貴一がタッグを組むドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜夜9:00-9:54、11月3日[木]放送の拡大スペシャルは夜9:00-10:00、テレビ朝日系)が放送中。
本作は「ドクターX~外科医・大門未知子~」(2012年~)の生みの親である脚本家・中園ミホ氏が描く痛快医療ドラマで、スーツケース一つで各地を飛び回るトラベルナース・那須田歩役に岡田将生。その相棒となる伝説の看護師・九鬼静役に中井貴一を配し、最強のナースコンビが命の現場を改革していく。今回、岡田と中井にインタビューを実施し、撮影エピソードなどを聞いた。
岡田:僕の演じる歩はナースとしてはとても優秀。でも優秀が故に足りないところがあって、そこを静さんから教わっていくというストーリー。歩の成長が丁寧に描かれているので、徐々に静イズムに変わっていく姿をしっかり演じたいと思います。
中井:人には変わっていいところと変わってはいけないところがある。静は、変わってはいけない人間の精神を大事にしろと言っているキャラクター。皆さんも世の中がどんどん変わっていく中で、納得がいかないことってあると思うんですね。そこを代弁してくれるのが、静なのかなと思いながら演じています。
岡田:ナース役ということで、大変なのがナースステーションのシーン。いろいろ細かい作業をしながらスムーズにセリフを言わなきゃいけないのが結構難しいです。
中井:僕はナースというのは役者の仕事にクロスするところがあると思うんです。医療技術がどんどんデジタル化する中、人に寄り添うナースはアナログであらなければならない。役者もそうですね。撮影技術が進歩すればするほど、人の心を演じる役者はよりアナログになっていかないといけない。そこにクロスするものを感じますね。
劇中ではナースとドクターの対立なども描かれていくが、現場は対照的に和気あいあいといった雰囲気。
岡田:スタッフ、キャストが一丸となって撮影に取り組んでいます。その中でムードメーカーになってくださっているのが野呂(佳代)さん。いらっしゃるだけで周りが温かい空気になるんです。
中井:やっぱりAKB48のようなグループにいらっしゃると瞬発力が身に付くんでしょうね。監督がこうしてくれと言ったものに対し、間髪入れずに応えるんですけど、よくそれが間違ってる(笑)。この間も監督が「歩ちゃんと言ってくれ」とおっしゃったのを、「バイチャ」と聞き間違えて、迷わず「バイチャ」って言ってました(笑)。そういうトンチンカンなところが現場の雰囲気を良くしてくれています(笑)。
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