俳優の中川大志と松井玲奈が11月6日、東京の明治座にて開催された音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」プレスコールおよび取材会に、浅利陽介と共に出席。松井が中川へナスの煮浸しを差し入れたことが明かされた。
本作は、明治座、東宝、ヴィレッヂの3社から同じ年齢の男性プロデューサー3人が集まり、立ち上げた“三銃士企画”の第二弾で、「『リチャード三世』×昭和の歌謡界」をテーマにした、音楽、笑い、愛憎、お涙頂戴、勧善懲悪のスペクタクル感とケレン味満載の作品。本格的な舞台に初挑戦で初座長を務める中川が、醜い風貌と不遇な宿命を背負い、美貌の歌手・桜木輝彦となり歌謡界を席巻するも、破滅の道へ突き進む“昭和歌謡版リチャード三世”鳴尾定を演じる。
この日の取材会では、座長ぶりについて聞かれた中川が、松井に対して「ナスの煮浸しを稽古場に作ってきていただいたじゃないですか」と発言。松井が「作っていきました」とうなずくと、浅利が「うらやましいわー!」と声を上げた。
その理由を、中川は「僕があまりにもコンビニのパンばかり稽古中に食べていたもので『ちゃんとご飯を食べなさい』ということで、松井さんだったり、プロデューサーだったりが、心配しておかずを作ってきてくださる。そんな座長です(笑)」と苦笑。
パンばかりになる理由を聞かれると「どうしてもかなりの運動量があって、歌も歌ってということなので、なかなか喉に入っていかないというか」と吐露。「もちろん、それでも気を使って体作りはしないといけないなと思っているんですけど。すごく助けていただいています」と続けた。
また、作品のストーリーにちなんだ「最近、恨んだこと」という話題では、松井が「猫を飼っていまして。猫がかんしゃくを起こして、布団の上に粗相をしまして。それが連続したので、ちょっと恨むまではないですけど、愛情を与えきれていなかった自分を恨みました」と告白。
一方、中川は「最近ルーティーンで、明治座に入ってから、朝、楽屋でお風呂を溜めまして、湯船に10分、15分くらい浸かるという時間があって」とした上で、「松井さんの楽屋が隣なんですよね。お風呂に入っていたら、隣からものすごく賑やかな音楽が聞こえてきまして。すごいんですよ。松井さんの楽屋からの音楽がすごくうるさいっていうのは恨んでます(笑)」と暴露。
松井が「小さくします。申し訳ない」とうつむきつつ、「気分がクリスマスに向かっているので、ハッピーなクリスマスソングを流しているんですけど」と明かすと、中川は「うそですからね。恨んではないです」とフォローしていた。
◆取材・文=山田健史