CS放送のキッズステーション、読売テレビほかで'10年1月からアニメ「ギャグマンガ日和」シリーズの第4弾「ギャグマンガ日和+(プラス)」の放送が決定。先日、都内でプレスコ収録の後にメーンキャストと大地丙太郎監督に取材を行った。
本作は、「ジャンプスクエア」(集英社)で'10年1月号で連載10周年を迎える増田こうすけ原作の人気マンガのアニメ化作品で、ファンからは“ギャグ日”の愛称で親しまれている。シュールで不条理なギャグが約5分に詰め込まれ、テンポの速い笑いが特徴。今回の第4弾では、聖徳太子や小野妹子、松尾芭蕉に曽良、クマ吉くんにうさみちゃんなど、人気キャラクターのエピソードに加え、新選組やルノアールとセザンヌなどの歴史上の人物のパロディーなど、枠にとらわれない幅広いエピソードがそろった。
“ギャグ日”では、音声を先に収録し、それに合わせて後で動画(アニメ)を作成する“プレスコ”という収録方法を採用している。完成までの時間が長くかかるため、日本のアニメではあまり使われない手法だが、大地監督によると、「『ギャグマンガ日和』の場合は、キャラクターそれぞれの間を大事にしたいんです」とあくまで笑いの間を大事にしているそう。このプレスコに、那須めぐみも「アニメを見るときに、とても新鮮な目で見ることができるんです。今回収録したものがどんな形になるのかわたしたちにも分からないので、今からすごくわくわくしています」と語る。
そんな「ギャグマンガ日和」の収録について、名塚佳織も「こんなにも収録中に笑う現場はないな、と思います。スタッフルームの笑い声が、自分のところだとうれしいし、ほかの人だと悔しい(笑)」と打ち明けると、内藤玲も「台本もらって家でプランを練るんですが、現場では思いもよらないところからパンチを繰り出されることが多々あって、油断ならない現場です。うそでも、愛想笑いでも、苦笑いでもいいから笑ってほしい!」と切実な思いを吐露。「戦いなんですよ! ほかの人のところでスタッフからの笑いが聞こえると、おれのこのプランではいかん! って。ほかの人がどういうふうにくるか全然分からないので、現場に行くとき胃が痛いです…(笑)」と熱弁する矢部雅史には、ほかの出演者も爆笑だった。
出演者の多くが、第4期の見どころとして挙げたのが「新選組」のパロディー。大地監督に「いつかおれも新選組ものをやりたいな〜と思っていたんですが、まずこれかい! と思った(笑)」とまで言わしめる「ギャグマンガ日和」版の「新選組」に期待が高まる。
1月9日(土)スタ−ト 毎週土曜夜0:54-1:00 キッズステーションで放送
※リピート放送は毎週金曜夜11:54-0:00、毎週土曜夜0:54-1:00と夜2:54-3:00
※読売テレビほかでも放送予定
アニメ公式HP
http://www.kids-station.com/minisite/gag/