柄本明がアイドルオタクを熱演 檀れいはコメディエンヌとしての魅力を開花させる<ジャパニーズスタイル>
11月12日(土)放送の「ジャパニーズスタイル」(夜11:30-0:00、テレビ朝日系)第4話では、梅越(柄本明)の推しアイドルの正体が判明。また、桃代(檀れい)がキュートかつキレのあるダンスを披露し、さらに“もう一人のルーシー”が登場する。
同作は、主演・仲野太賀×脚本・金子茂樹×監督・深川栄洋がタッグを組み、寂れた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、限られた空間で繰り広げられる30分間ノンストップの群像劇。
斬新さとノスタルジーが共存した「虹の屋」の本格セットを舞台に、実際に観客を入れてその目の前で“ほぼ本番一発勝負”の演技を続けていくという、他に類を見ない“ドラマ版ファーストテイク”とも呼べる新感覚ドラマとなっている。
柄本明がアイドルオタクに
第4話では、柄本扮(ふん)する梅越が躍進。ドハマりするアイドルへの強すぎる思いに「虹の屋」の面々も驚くが、その背景には詐欺の匂いが充満していた。やがて、謎多き梅越の過去が明らかになっていく。
さらには、ルーシー(市川実日子)のオリジナリティーあふれるフラメンコを巡って、ルーシーと桃代が一触即発の事態に。
そして毎回意味深に登場してきた哲郎(仲野)の元カノである“もう一人のルーシー”久能イチ子(モトーラ世理奈)がついに「虹の屋」へやってきて、物語のドタバタはさらに加速していく。
“もう一人のルーシー”が登場
第4話は、梅越の勤続40周年を祝うべく、「虹の屋」で梅越イチ推しのご当地アイドル・花岡花枝(佐々木春香)のライブを開催するところから始まる。
佐々木は、柄本が主宰する「劇団東京乾電池」所属の女優だけに、高飛車な態度の花枝と、彼女へデレデレの梅越とのコミカルなやり取りは息ぴったり。特に花枝にこびへつらう際の、梅越のキレキレの動きは秀逸。
ただ、梅越がここまで花枝にハマるのには理由があった。
また、花枝の前座としてフラメンコを踊ったルーシーが、出順を決めた桃代に激怒する一幕も。その際に、桃代がルーシーのオリジナリティーあふれるフラメンコのまねを披露するのだが、そのキュートな動きは、他ではなかなか見られない檀のコメディエンヌの魅力が垣間見られる瞬間となっている。
さらに、2時間ドラママニアの支配人・影島(要潤)が、またもや“迷推理”を展開させるが、そこに桃代も参戦。これには哲郎も思わず「桃代さんまでそっちに行っちゃ駄目だ」とツッコむ。
物語の最後には、哲郎の元カノである“もう一人のルーシー”がついに登場。市川が演じるルーシーとモトーラが演じるルーシーとの“Wルーシー”が初顔合わせとなるが、哲郎を中心ににらみ合う形に。そして哲郎は、彼女たちに大いに振り回されていく。