ディズニーアニメーションを実写化した「アラジン」や、古典を再解釈して大ヒットした「シャーロック・ホームズ」シリーズを手掛けたガイ・リッチーが、マシュー・マコノヒーやヒュー・グラントら豪華キャストを迎えて制作した「ジェントルメン」が映像配信サービス・dTVにて配信スタートした。
エンターテインメント大作も多く手掛けてきたガイ・リッチーだが、彼の原点と言えば、1998年の長編監督デビュー作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や2000年の「スナッチ」などのスタイリッシュなクライムアクション。
本作はその原点に立ち返り、ロンドンで暴れ回るクールなギャングスターたちの駆け引きを堪能できる1作に仕上がっている。
物語は、裏社会で生きるレイモンド・スミスの豪邸に、私立探偵・フレッチャーが現れるところからスタート。怪しげなフレッチャーは、レイモンドにとあるシナリオを渡し、一緒にゲームをしようと誘う。
フレッチャーが滔々と語るシナリオの内容は、ロンドンの大麻ビジネスを牛耳るミッキー・ピアソンが引退を決意し、ユダヤ人の大富豪マシュー・バーガーに自身のネットワークを売り渡そうとしたところ、チャイニーズマフィアが嗅ぎつけ、さらにゴシップ紙の編集長が絡み……という複雑な陰謀もの。
実は、それはすべてフレッチャーが調べた事実で、ミッキーの右腕として働くレイモンドに危険を知らせ、情報量として2000万ポンドを要求しに来たのだった。
ところが、妄想とジョークを交えて展開するギャングたちだましの合いには、さらなる真実が隠されており……。だまされているのはレイモンドか、フレッチャーか、それとも第3者が利益を得るのか、次々と真実が明らかになり、誰も予想できないエンディングへと転がっていく。
フレッチャーにはロマコメの名作「ノッティングヒルの恋人」などで知られる英国の名優ヒュー・グラント、対するレイモンドにはガイ・リッチー監督作「キング・アーサー」で主演を務めたチャーリー・ハナム、麻薬王ミッキーには「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー賞に輝いたマシュー・マコノヒー、チャイナマフィアのドライアイに「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」のヘンリー・ゴールディングなど、豪華キャストが勢揃い。
魅力的な個性派俳優が織りなす刺激たっぷりの群像劇となっている。
ガイ・リッチー節とも言える名台詞やブラックジョーク満載のセリフまわしはもちろん、ギャングたちが着こなすファッション、音楽などの演出も見どころ。ノンストップ・クライムアクション「ジェントルメン」はdTVにて配信中だ。
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