安達祐実が今後なりたい俳優像や演じるキャラクター・吉子について語る<ザ・トラベルナース>
安達祐実が撮影現場の様子を語る
――ナースチームはとても仲がいいとお聞きしているのですが、どのようなお話をされていたのでしょうか?
先輩方はお芝居の話をたくさんしてくださいました。今までの経験談を包み隠さず教えてくださり、「すごく貴重だな」と思って聞いていました。
ナースハウスでは出してくださる食べ物を食べながら、「これどういう味付けをしているのかな?」「めっちゃおいしい」という料理の話で盛り上がりました(笑)。
そんな私たちを見て中井さんが「やっぱさ、女性は生命力が強いよね」「男だけで集まってもこんなに盛り上がらない」とおっしゃっていました。一つの話題に対して、話は尽きないし、むしろぎゅっと結束できる女性に対し、「強いな~」と感心されてました(笑)。
――寺島しのぶさんが安達さんからプレゼントをいただいたと喜んでいたのを拝見して、とても仲がいい現場なのだなと感じました。
ブログで書いてくださってたってことですよね? すごいうれしい…! ちょうど撮影している期間に、誕生日を迎えた私にしのぶさんからすてきな誕生日プレゼントをいただいたんです。
そのお返しというとちょっとおこがましいかもなんですけど、私がプロデュースさせていただいたコスメを無理やりプレゼントさせていただきました(笑)。
――プロデュースコスメなどもそうですが、さまざまなことに挑戦してきたかと思います。今後やりたいことはありますか?
洋服を作ったりとか、コスメをプロデュースさせてもらったり、いろいろなことをやらせてもらってきているのですが、ただやっぱり私の仕事は俳優なので、もうここまでだなと思っています。新しく何かに挑戦するというよりかは、今持っている物を突き詰めていくという方向で行きたいです。
――今の安達さんだからこそ思うなりたい俳優像を教えてください。
しのぶさんや中井さんと共演させていただいたことで、後輩に対する思いや接し方を間近に見ることができ、自分もこういうふうになっていかなければならないなと改めて思いました。
私も若手からベテランと呼ばれる位置まできたのかなと思っているので、中井さんやしのぶさんのように、作品やお芝居を通じて、後輩たちに何かを伝えていけるような俳優になっていきたいなと思います。
――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
吉子とは「一体なんなんだろう?」と思っている方もたくさんいると思います。第5話では吉子の人間性みたいな物が見えてきて、今までの吉子の言動などに納得してもらえる部分もあるのかなと思っています。
全体を通しては、静さんが歩くんやナースみんなにとあることを投げ掛けます。それはナースに限らず、いろいろな方の胸に迫る言葉でもあり、胸に響く言葉でもあると思います。
「人間ってこうあるべきなんじゃないか」「人と人のコミュニケーションの取り方や寄り添い方」などを感じていただければいいなと思います。最後までぜひ楽しんでください。