バックボーンを大切にして、高校生の彼らを演じていきたい
――「ちびまる子ちゃん」という作品自体の思い出はありますか？
橋本：イヤなことがあった日曜でも「ちびまる子ちゃん」のアニメを見ると「何だかんだでいい一日だったんじゃないか」と思えるくらい、その日を締めてくれる作品だと思います。個人的に印象に残っているのが、まるちゃんがおじいちゃんと冷やし中華を食べに行く回。その冷やし中華がめちゃめちゃおいしそうで、翌日母に「冷やし中華にしてくれ」とお願いした記憶があります(笑)。
GAKU：漫画が連載されていた『りぼん』を母が集めていたので、僕も小さい頃にずっと読んでいました。その中で記憶にあるのが、おじいちゃんの年金でまる子が豪遊する話(笑)。その話をずっと読んでいたことを覚えています。アニメでは、桑田佳祐さんやゆずのお2人が本人役で登場した回がありますよね。「いいなぁ、僕もアニメの中に入りたいな」と憧れていました。
――そんな「ちびまる子ちゃん」の世界を舞台で表現するにあたって、ここは力を入れたい！というポイントは？
GAKU：舞台では高校生のみんなが描かれますが、原作の彼らは小学生。どうやってここまで成長したのかというバックボーンを大切にして、よく考えながら演じていきたいです。
橋本：GAKUくんの言う通り、バックボーンは本当に大事だと思います。大野君はちょっとグレてしまうんですけど、そういうところも丁寧に作り上げていきます！それから、何と言っても今回は青春物語ですから。気持ちいいくらい“ザ・青春”なことをするので、思いっきり楽しみたいですね。全員でハメを外したいです！
予想以上に“「ちびまる子ちゃん」してる”舞台になりそう
――本作の脚本はもう完成しているそうですね。脚本を読んでいかがでしたか？
橋本：ものすごく面白かったです。
GAKU：率直な感想は、それですよね！
橋本：予想していた以上に「ちびまる子ちゃん」していてビックリしました(笑)。それぞれのキャラクターの個性もあって、夢や葛藤も丁寧に描かれていて。笑いの起きるところがふんだんにあり、締めるところは締めて…。緩急があり、最後まで飽きない華やかな作品になるんじゃないかなと思います。
GAKU：舞台上と客席が一体感を感じられる作品になりそうですよね。本当に楽しそうでワクワクします。ストーリーとしては少年たちの成長物語なんですけど…いや～、大好きです！(笑)
――それでは最後に、本番へ向けた意気込みを聞かせてください！
橋本：オープニングから華やかで、お客さまを楽しませることに特化した作品になると思います！でも中身はしっかり詰まっているし、改めて“絆や青春っていいな”と思えるはず。昔からずっと一緒だった少年たちが問題を解決していく物語を、ぜひ楽しみにしていてください。
GAKU：無限の可能性を秘めていて、出演者としても「絶対いい作品にしてやるぞ！」という思いです。誰しもが覚えのある感情がちりばめられているストーリーなので、その気持ちを生で体感していただけたらうれしいです！
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
■ちびまる子ちゃん THE STAGE『はいすくーるでいず』
【公演期間】12月15日(木)～25日(日)
【劇場】東京・天王洲 銀河劇場
【原作】「ちびまる子ちゃん」さくらももこ(集英社刊)
【演出】小林顕作
【脚本】玉川双来
【出演】佐奈宏紀、佐川大樹、松島勇之介、矢田悠祐、佐藤永典、原嶋元久、川﨑優作、石川凌雅／橋本祥平、GAKU／石田隼、後藤大、福島海太／大高洋夫、大堀こういち、酒井敏也ほか
※川崎優作の「崎」は立つ崎が正式表記
(C) さくらプロダクション (C) 舞台『ちびまる子ちゃん』プロジェクト
