ーー収録に参加されてみて、現場の印象はいかがですか?
夫役の山口智充さんとのやりとりに関しては、テンポがすごくやりやすいですね。他の方のシーンを見て、こんなゆっくりのテンポなんやと驚いたぐらいです。山口さんもワーッていきたいというのを抑えて、ギャーギャーうるさいオカンをわかって、しかもちゃんと突っ込んでくれるので、すごく撮影が楽しいですよ。
貴司役の赤楚衛二さんのことは、ほんまに自分の息子やと思って接しています。私にも子どもが三人いますので、貴司のことは長男だと思って話すようにしているし、貴司が失踪してまた戻ってきたときは、涙をこらえるのに必死で、自分では加減してたつもりやねんけど、貴司の頬をだいぶ力を入れてたたいてしまって。「本当の親だったらきっとあれぐらい、いやもっときつくてもいいぐらいだから全然大丈夫です」と言ってくださって。赤楚さんを産んで良かったなと(笑)。
福原遥さんは初共演ですが、初めて会ったとは思えなくて。私にとっての遥さんは「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」(2009-2013年、NHK Eテレ)のまいんちゃんなんですよ。長男の子育て中に洗濯物を畳みながら、この後、ご飯作らなあかんと思いながら夕方に子どもとよく見ていたんです。こんなに大きくなったんや…と感慨深くて、つい親目線で応援しています。
ーー放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
舞ちゃんが夢に向かって頑張るところもそうなんですけど、舞ちゃんを支える周りの人たちの温かさ、それがすごく私はすてきやなと思うので、朝のちょっとした癒やしの時間にしていただけたらうれしいですね。とくに「うめづ」に漂う温かさが良いんですよ。良い空気が流れているんだと思います。お好み焼きはもちろんおいしいけど、この女将に会いにいって話をしたい、話を聞いてもらいたいと思ってもらえるような女将を目指しています!