
俳優の稲垣吾郎が、11月17日に都内の劇場で行われた映画「窓辺にて」公開御礼舞台あいさつに、中村ゆり、今泉力哉監督と共に登場した。
映画「窓辺にて」とは
同作は、等身大の恋愛模様と巧みな会話劇と、これまで以上に「好きという感情そのもの」について深く掘り下げた、創作と恋愛を軸に描く、美しくて切なくてちょっぴりおかしい大人のラブストーリー。
フリーライターの市川茂巳(稲垣)は、編集者である妻・紗衣(中村)が担当している人気作家の荒川円(佐々木詩音)と浮気していることに気付きつつも、何も感じない自分にショックを受けていた。そんなある日、文学賞の取材で出会った高校生作家・久保留亜(玉城ティナ)の受賞作の内容に引かれた市川は、この小説にモデルがいるなら会わせてほしいと願い出る、というストーリー。
今泉監督の暴露に稲垣吾郎が赤面「勝手にやっちゃったんだと思います」
舞台あいさつでは、稲垣が「ちょうどこの映画の公開くらいの時、まさかのタイミングで新型コロウイルスに感染してしまったんですけど、今は見てのとおり元気になりました。ご心配とご迷惑をお掛けしました。こうやって皆さんと久々にお会いできてうれしいです」と感無量の様子であいさつ。
トークセッションでは、今泉監督が「パフェを食べているシーンで『僕は僕よりつまらない人間をほとんど知りませんよ』というせりふを言う時に、稲垣さんちょっと体が揺れるんです。編集しながらこっそり“ダンサブル吾郎”って呼んでました(笑)」と暴露。
すると、稲垣は「うそー! 全然覚えてない。なんか勝手にやっちゃったんだと思います。そういうのが自然に出ちゃうほど結構自分の素が…。演じてなかったのかもしれない」と苦笑いし、会場を沸かせた。
◆取材・文=原田健