「第34回フジテレビ ヤングシナリオ大賞」看護大大学院生の市東さやかさんが大賞を受賞
11月29日に「第34回フジテレビヤングシナリオ大賞」の大賞および佳作作品が発表され、受賞者が会見を行った。
同賞は、脚本家の登竜門として知られ、これまで坂元裕二や野島伸司、野木亜紀子ら有名脚本家を輩出してきた。2021年には現在放送中の川口春奈が主演、目黒蓮(Snow Man)が出演する木曜劇場「silent」の脚本を担当している生方美久が受賞。
応募総数1535編の中から大賞を受賞したのは、市東(しとう)さやかさんの「瑠璃も玻璃も照らせば光る」。同作はドラマ化も決定しており、12月27日(火)(昼1:45-2:45、フジテレビ系)に放送される予定だ。
市東さんは、看護大学大学院で看護の勉強をしながら、独学で脚本を書いているという。今後、どのような作品を書きたいか聞かれ「脚本を書くきっかけになった大ファンの宮藤官九郎さんのようにあたたかいコメディー作品などに挑戦したい」と明かした。
ほか佳作は3作品。本山航大さんの「夜が明けても」、井本智恵子さんの「ラストチャンス」、伊藤優さんの「父を還す」が選ばれた。
「瑠璃も玻璃も照らせば光る」あらすじ
うつ病の母親を抱え、家族のケアをしている高校生の主人公・木村ひかる)は、親友からの誘いで、演劇部の照明係の手伝いをすることになる。そこで、転校生・立石瑠璃と出会う。ひかるは、部活に真剣に取り組む瑠璃と家事を担い続けなければならない自分の境遇との間で葛藤する。