新妻聖子がナレーションを担当 エジプト考古学者・吉村作治氏「ピラミッドは墓じゃないと言い続けてきた、そのひとつの集大成」
ナレーションは女優・新妻聖子が担当
またエジプトでは2021年、文明博物館が開館。同番組では、吉村氏とともに文明博物館を訪問し、展示されている貴重なミイラについての解説も収録。ミイラを映した貴重な映像も放送される。
同番組のナレーションは、女優・新妻聖子が担当。エジプトに行き実際にピラミッドを見たことがあり、エジプトを舞台としたミュージカル「王家の紋章」への出演経験もある新妻が、美声で番組を彩る。
エジプト考古学者・吉村作治氏インタビュー
――ピラミッド、間近で見るとすごい大きさですよね。
150mとは思えない高さですよね、圧倒的でしょう。向こうから押し寄せてくるような感じですよね。
――人類最大の謎とも言われていますが、番組では色々切り込まれるんですよね。
そうですね、最大の謎というか、この謎に勝るものはないですよね。ピラミッドは墓じゃないんですよ、違うんですよと50年間ずっと言い続けてきましたが、そのひとつの集大成だと思っています。
――ツタンカーメンが発見されてからちょうど節目に当たるんですよね。
100年です。1922年11月4日にハワードカーターさんがお墓の下に降りる階段の第一弾を発見しました。ハワードカーターを超えるような素晴らしい墓を見つけないと死んでも死にきれないと思っています。クフ王の墓を必ず見つけようと思っていて、それが実現しそうなんです。
――番組ではなかなかレアなものも見られるとのことで。
ミイラというのは大変素晴らしいもので、どうしてミイラなんて残しているんだろう、変だね、人は死んだら焼いてしまうのにと思われるかもしれませんが、元々焼くなんていうのはヒンドゥー教の一部だけだったんですよ。古代エジプトはみんな知っているようで知らないんです。実はピラミッドなんて知っていることの方が少ない。ぜひとも番組を見て、一緒になって考えましょう!