2023年1月スタートの西島秀俊主演ドラマ「警視庁アウトサイダー」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の追加キャストが発表され、斎藤工、片岡愛之助が出演することが分かった。2人は、西島、濱田岳、上白石萌歌らアウトサイダーな3人の前に立ちはだかる“油断ならない大物”として登場する。
同作は、西島が“見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事・架川英児”、濱田が“一見爽やかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事・蓮見光輔”、上白石が“安定した就職先として警察を選んだやる気ゼロな新米刑事・水木直央”という、警察組織の中で異質な存在=“アウトサイダー”な刑事たちに扮(ふん)する、新感覚のミステリー。
それぞれ脛(すね)に疵(きず)持つ3人が、自らの思惑のために手を組み、互いに互いを利用しながらさまざまな難事件に挑む姿を描いていく。やがて、三者三様の過去の真実が明らかになり、物語は壮大な復讐劇へとなだれ込んでいくことに。
斎藤が演じるのは、与党所属の衆議院議員・小山内雄一。組織犯罪の撲滅をスローガンに掲げる若手のホープで、カリスマ的魅力を持つ政治家。
しかし、英児が警視庁組織犯罪対策部から桜町中央署へと左遷される原因となったトラブル、そして光輔が抱える危険極まりない秘密にも深く関わっているようで、いつしか3人の行く手を阻む巨大な障壁に。
人気者でありながら決して気取らず、熱き信念を忘れない若きリーダー。まさに好人物にしか思えない雄一の奥底に潜む闇や多面性を、斎藤が不穏な空気をまとわせながら自在に表現する。
片岡愛之助が演じるのは、直央(上白石)の実父であり、警視庁副総監を務める有働弘樹。元妻・真由(石田ひかり)と離婚したため、直央とは別々に暮らしているが、娘への愛情は深い子煩悩な男。
しかし、彼もまた若かりし頃の壮絶な体験から組織犯罪撲滅という信念に取りつかれており、同じ志を持つ雄一を強く支援している。
娘の直央や旧知の仲である雄一とのやりとりはほっこりしていてコミカルだが、ストーリーが進むにつれ、有働の内に潜むある種の過激さが徐々に輪郭を現していくことに。