生田斗真と多部未華子、がんをきっかけに変わり始める夫婦を演じる<幸運なひと>
2023年春に放送される特集ドラマ「幸運なひと」(NHK BSプレミアム)に、生田斗真と多部未華子が出演する。同ドラマは、ある日、拓哉(生田)ががんになり、「子どもを持つかどうか」の選択を先延ばしにしてきた拓哉と咲良(多部)の夫婦関係が変わり始める姿を描く。
あらすじ
拓哉は中学校の保健体育の教師。仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。一方、音楽事務所でミュージシャンのマネージャーをしている妻の咲良は、ようやく自分の人生をつかみつつあった。拓哉のがんがわかったのはそんな時。2人は先送りしてきた問題「子どもを持つかどうか」の選択を突き付けられた。
普通の暮らしがどんどんできなくなる2人は「命の時間が子どもを作るタイムリミット」という現実に直面する。そんな中、拓哉は「妻の将来に嫉妬しない」と心に誓った。一方で、咲良は「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのか」と悩む。
企画の背景とねらい
本作は、いわゆる「闘病記」ではない。互いを傷つけないよう気を遣って生きてきた夫婦が、夫のがんをきっかけに、お互いキレイ事なしに向き合って関係を再構築する物語だ。生涯で、2人に1人がなるといわれる「がん」。嘆き悲しむだけでではなく、いかに「笑って」生きるかを追い求めた結果、物語は命を生き繋ごうとする、あらゆる人に響くドラマとなっている。人は病だから不幸になるわけでない。タイトル「幸運なひと」には、そんな願いも込められているという。
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