気兼ねなく自由に振る舞う彼らをファンは待っていた
昨年「M-1グランプリ」の決勝進出が決まった時点で、「ランジャタイはいい意味でやらかしてくれるはず」とお笑いファンの期待を一身に背負っていた。結果は順位こそ最下位だったが各所でボケ倒し、山ちゃん(南海キャンディーズ)から「ちゃんと伝説を残す最下位」と評価されている。暴れまくることで爪痕を残していくスタイル。今年冠番組というフィールドを得て、ランジャタイは様々な枷から解き放たれ、気兼ねなく自由かつ奔放に暴れまくっている。
「ランジャタイのがんばれ地上波!」は、あえて食レポやロケなどの枷にはめることで、彼らがどうぶち壊していくか、どれだけ枷を吹っ飛ばすかを楽しむ番組だ。他のバラエティでは強力なアクセント的に使われがちな彼らの芸風だけで、1番組まるまる押し通す。それはファンがずっと待ち望んでいた姿なのだ。さらにファンでない人が見ても、あまりにも突飛な行動やボケをするので「何だコレは」とチャンネルを変える手を止め、そのまま見続けてしまう吸引力がある。毎週火曜の深夜2:36、テレビ朝日には思わぬブラックホールが仕掛けられている。
なお、現在「バラバラ大作戦」全14コンテンツの中で最も面白い番組を決める「バラバラ大選挙」第5弾が開催中。投票期間は12月19日~2023年1月9日(月・祝)で、グランプリに輝いた番組には"ご褒美特番"が与えられる。それに合わせ、本日12月20日(火)深夜には、西野七瀬、あぁ〜しらき、トンツカタン森本をゲストに迎え、「バラバラ大選挙に向けて監督・脚本 国崎のPR映像を撮ろう!」回が放送予定だ。「バラバラ大選挙」投票は特設サイトから。
■文/篠崎美緒