俳優、声優、YouTuberとして幅広いフィールドで活躍中の染谷俊之の魅力に迫るWEBザテレビジョンの連載「月刊染谷WEBマガジン」。毎月、深掘りインタビューを敢行し、仕事の近況からプライベートまで、事務所NGギリギリの質問をぶつけて“染様(染谷俊之の愛称)”を丸裸にします。第11回は、前回に引き続き2022年を振り返ってもらい、個人的ニュースを聞きました。※本記事は2022年11月に取材をしたものです。
フレアバーテンディング、マジック、漫才など、2022年は初挑戦の連続
──前回は2022年の活動を総括してもらいました。そこで今回はプライベートも含めて、「実はこんなことがありました」という個人的ニュースを語ってもらいます。今年初挑戦したことはありますか?
お仕事では初挑戦したことが多かったですね。「FLAIR BARTENDER'Z」(ドラマ)でのフレアバーテンディングだったり、「A3!」(舞台)でのマジックだったり。あと、「ゲネプロ★7」(2023年4月21日<金>新宿バルト9他 全国ロードショー)という映画では、初めて血しぶきが噴き出す役をやらせていただきました。服の中に血が出る装置を仕込ませておいて、タイミングに合わせて自分でボタンを押して噴射させるんですが、楽しかったですね。ただ、その撮影を行ったのが冬で、すごく冷たかった。さらにそのあと10時間くらいそのままの状態で待機しなくちゃいけなくて、けっこう辛かったです。他には「演劇ドラフトグランプリ」も印象に残っていますね。僕自身で共演者を選ばせてもらったのも、賞コンテストで優勝できたのも初めての経験でした。
──舞台「あいつが上手で下手が僕で」シーズン2では、漫才にも初めて挑みました。
そうですね。漫才のクオリティはどうだったのかは分かりませんが、実際にその場で笑いを取ることができて、見てくださった方から「お腹を抱えて笑いました」や「泣き笑いしました」と言っていただきました。人を笑わすのって、めちゃくちゃ気持ちいい。客席がドッと沸く瞬間は、やみつきになってしまいました。
──以前のインタビューで「お芝の中で人を笑わせることは難しい」とおっしゃっていましたが、見事に笑わせました。どこがよかったと思いますか?
僕が演じた高砂真夜は、猪突猛進の熱いキャラクター。普段は変なことをしでかして周りからツッコまれるボケ役なんです。そんな立ち位置を本人も心地いいと感じています。でもいざ漫才が始まると、一転してツッコミ担当になるんです。ストーリー上のそうしたギャップが、見ていておかしかったのかもしれませんね。もちろんネタも面白かった。プロの芸人さんが作ってくださったんですが、それがどなたなのかは、実は僕たちも教えてもらっていません。
──2023年は「ラストワルツ」(劇中のコンビ名)で、M-1グランプリに挑戦ですね!
いやいや、それは無理(笑)。でも「カミシモ」のドラマのシーズン2の放送が決まりました(2023年4月期)。僕たちも出演させていただけるので、また(相方の和田)琢磨くんと漫才できるのは楽しみです。
プライベートでの個人的ニュースは「初めての賃貸更新」
──プライベートで2022年に挑戦したことはありましたか?
バイクの免許や英会話など、やりたいと思っていたことはたくさんあったのですが、調整がつかず、結局何もできなかったです。コロナ禍になってからは海外旅行にも行けていないですし。でも「A3!」の公演で香川県に初めて行きました。四国自体が初上陸で、観光はもちろんできませんでしたが、本場の讃岐うどんとか、おいしいものを食べました!
──特に思い出に残っている出来事は?
やっぱり(愛犬の)おこげと過ごした時間ですかね。ちょっと遠くの公園に足を延ばしたり、ドッグランに連れて行ったりしました。おこげは車でのお出かけはあまり好きじゃないんですが、ドッグランに着くと、すごく喜んでずっと走り回っていました。もともと外に出るのが好きなんですよ。だから仕事でどんな遅く帰っても、毎日必ず散歩に連れて行っています。
──ほかに個人的なニュースはありましたか?
今年は住んでいる家の契約更新の年だったんですけど、人生で初めて継続更新しました。契約って通常2年くらいじゃないですか? これまではそのタイミングでいつも引っ越しをしていました。でも今回はこのままでいいかなと。今住んでいるところは、交通の便がよくて、おこげと一緒に住みやすい環境ですごく気に入っています。ほんと小さな出来事ですが(笑)。