森七菜が、1月9日に都内で開催されたNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」配信記念プレミアイベントに登場し、共演の出口夏希、蒔田彩珠、橋本愛、総合演出の是枝裕和監督と共にトークを展開。オーディション時の思い出などを語った。
オーディションで決定
今作では舞妓を目指して京都へ来たものの、ひょんなことから屋形の“まかないさん”をすることになったキヨを演じる森。出口、蒔田らと共にオーディションで今回の役に決まったというが、是枝監督は「森さんをオーディションに呼ぶってなかなか、もうキャリア的にも申し訳ないなと思いながら…。この役に一番ハマる子を、ということで、新人でもという意識で臨んでいたんですけど、森さんを見てしまったら、『これは森さん以外ありえないな』と、オーディションの途中で気付きました」と、当時を振り返る。
それを受けて、森は「私はオーディションで何度か行かせていただいたんですけど、一度目は渋谷で泣きながら帰ったんです(笑)。『(周囲に)あの子大変だな』って思われるぐらい、泣きながら帰りました」と、オーディション時のことを回顧。
続けて「オーディションでは自分がキヨにどれだけ近づけるか、というノルマを達成できなかったので…。どうしようかなって思った時、是枝さんはすごく優しくて、2回目のオーディションが終わった時には『もう泣かないで帰って大丈夫だからね』って言ってくれたんですよ(笑)。どこかで聞いたんだろうなと思いながら、そういう優しさがキヨを作る上での余裕というか、気持ちの豊かさを育ててくれたので、是枝さんには本当に感謝しています」と、是枝監督に謝意を伝えた。
エモーショナルに生きてください
また、今回はイベントに参加した観客からの質問を登壇者が答えるという試みも。この日が“成人の日”ということもあってか、森には「20歳になる前にやっておいた方がいいことはありますか？」という質問が。
これに対し、森は「私もまだ21歳なので、年上の方からは『何を言っとんのや！』って言われちゃうかも知れないんですけど…(笑)」と前置きしつつ、「19歳までにしかできないことを楽しむこと。20歳になると遊びが変わってくるっていうじゃないですか。まさしくそうだなと思っていて、お酒を飲むこととか、そういうことも楽しいんですけど、後戻りができないなともすごく感じるんです。友達が『車を回す』って言ってくれると、あの頃の煩わしいバス(の乗り継ぎなど)もないんだな…とか(笑)。そういうエモさをいっぱい感じてください！エモーショナルに生きてください」と回答し、質問者にエールを送った。
