NHK総合で放送中のバラエティー「課外授業 ようこそ先輩」で、作家であり医師の海堂尊氏が12月13日(日)の放送に出演することが分かった。
同番組は、さまざまなジャンルの第一線で活躍する著名人が母校を訪ね、後輩たちに授業を行うというもの。 今回、海堂氏は千葉の母校を訪ね、“体”をテーマに授業を行った。
収録を終え、生徒たちの反応について、海堂氏は「すごく一生懸命授業を聞いてくれました。僕が中学生のころよりもまじめだと思いましたね。僕は中学生のころ、成績は良かったんですが、授業を聞かなくて怒られたりだとか、あまり行儀のいい生徒じゃなかったんですよ」と振り返った。
また、臓器の位置や役割から“体の地図”を学ぶ授業では、「体の地図が理解できていない人は、医師に病気を告げられても抽象的なまま。だけど、地図がしっかり理解できている人は『ここの病気が見つかったんだ』って式がくっきりはまっていく。その土台を作るための授業でした。体の地図は、大人から子どもまで、日本人みんなが描けない。でも、それじゃちょっとまずいよね。少し勉強すればちゃんと理解できるようになります。自分の体や臓器とは一生付き合っていくんだから」と体が資本であることの大切さを語った。
さらに、中学時代、夢中になったことについては、「読書と水泳です。水泳部だったので。読書は、当時『刑事コロンボ』のノベライズとか、割とミステリーを多く読んでいました」とコメント。続けて、「『死ぬまでに1冊は本を書ける』と、ラジオか本で誰かが言っていたんです。本は当時から好きだったので、『いつか自分にも書けるだろうな』って根拠のない自信を持っていました。それから2年に1度のペースで書きたい衝動がやって来るんだけど、2、3枚しか書けない。そんな感じがずっと続いて、ある日突然トリックを思い付いた。それが“バチスタ”だった」とベストセラー誕生の秘話も明かした。
毎週日曜 朝8:25-8:57ほか NHK総合ほかで放送中
※海堂尊氏の出演回は12月13日(日)に放送