
1月16日に、草なぎ剛主演ドラマ「罠の戦争」(毎週月曜夜10:00-10:54※初回は夜10:00-11:09、フジテレビ系)がいよいよスタート。「WEBザテレビジョン」では、第1話を事前に視聴し、その見どころを紹介する。
長年尽くしてきた国会議員に対する復讐劇
本作は、愛する家族を傷つけられた議員秘書が鮮やかな罠(わな)を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる復讐(ふくしゅう)劇。国会議員である“先生”に長年尽くしてきた議員秘書・鷲津亨(とおる/草なぎ)は、ある日、息子が瀕死の重傷を負ったという事件の知らせ、そして“先生”からその事件のもみ消し指示を突きつけられる。仕事のために自分を殺し、我慢を重ねてきた亨の中で何かが大きく変わる――。
亨ら一家の幸せが打ち砕かれる
第1話は、キャンプを楽しむ亨、可南子(かなこ/井川遥)、泰生(たいき/白鳥晴都)ら家族の映像からスタート。両親と“思春期の息子”でありながらも、その関係は良好そうで、幸せを体現したような一家だ。しかし、作品概要からも分かる通り、このあと息子は意識不明になり、亨は権力者に立ち向かっていく…。そのことが頭をよぎり、幸せのはかなさを強く意識させられる場面だった。
亨は、議員秘書として忙しい毎日を送る中でも、このキャンプのように家族との時間を大切にしている理想的な夫で父親。そして、家でも仕事場でも、優しく温厚な男性だ。
そんな亨が仕えるのは、“付き合いの良さ”と“得意の土下座”、さらに「一度会った関係者の顔と名前は絶対に忘れない」という亨の特技にも助けられ、大臣にまで上り詰めた犬飼(本田博太郎)。女性を軽視した発言で世論の強い反発を招き、幹事長・鶴巻(岸部一徳)や厚生労働大臣の鴨井(片平なぎさ)、総理大臣・竜崎(高橋克典)から冷ややかな目で見られている。その他にも目に余る言動が多々あり、こんなことまで秘書がするものなのか…と驚かされたが、どこか、実際にこんな政治家いそうだな…と思わせる振る舞いを見せている。
傲慢(ごうまん)で、権力にものを言わせて生きてきた犬飼が、復讐の鬼と化した亨の罠にかかり、その実態を次々と世に暴かれていくのだ。面白くないはずがない…!