基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、佐々木美玲(日向坂46)、落合モトキが出演する舞台「ぴーすおぶけーき」が1月20日(金)に東京・天王洲 銀河劇場で初日を迎える。それに先駆けて、19日にマスコミ向けの公開ゲネプロを行い、3人が囲み取材に応じた。
3人のおバカの活躍が舞台へと飛び出した
2022年に日本テレビでテレビドラマ化され、ゆる〜くお悩みを解決してきた固定観念破りの青春コメディー「ぴーすおぶけーき」。地方の新興住宅地・虹見ヶ丘団地群を舞台に、刺激を求めているユルユルな幼なじみ、下田くん(基)、中村氏(佐々木)、上原先輩(落合)が次々と住人たちのお悩みを解決してきたが、“3人のおバカ”の活躍はドラマに留まらず、舞台へと飛び出した。
舞台版でも下田くん、中村氏、上原先輩の3人はお悩み相談所を開き、“運命の恋が実らない”と悩む青年や“上司との関係が最悪”と悩む女性、“何が善で何が悪か分からない”と悩むおじさんなど、さまざまな相談が持ちかけられ独自の視点で解決しようと試みるが...。アドリブ満載で、予想不可避の“もふもふ”展開があったり、お客さんからの悩み相談もあったり、ドラマ版よりもスケールアップしたエンターテインメントショーに仕上がっている。
基俊介「”始まったな”という感覚を強く感じました」
囲み取材で、ゲネプロを終えた感想を聞かれると、基は「ドラマをやってる時とはまた違う感覚があって、自分たちのアドリブやアクション一つ一つに対する反応が返ってくる場所でもあるので、“始まったな”という感覚を強く感じました」と答えた。「とにかく緊張しました」という佐々木だが、「始まる前はソワソワして、要らない行動をしてしまったりしたんですけど、本番が始まって演技が始まるといつもの3人の空気感が味わえて、それで緊張がほぐれました。明日から楽しみです」と気持ちが切り替わったと語った。落合も「ゲネプロだったけど、思ったより笑いが取れたんじゃないかなって思います」と手応えを感じた様子。
舞台版の良さについては、基は「舞台は生モノなので明日からどんどん変わっていくと思います。自分たちの芝居が、見にきてくれる皆さんの目の前で展開していって、その反応を見て、“ここはこうしたほうがいいんじゃないか”って、さらに進化していけると思いますので、そこがドラマとの違いかなと思います」と進化と変化を楽しみにしていると語った。佐々木は「何公演もあるので、アドリブをジャンジャン入れていって、毎日違う舞台を楽しんでいただきたいです」と答えると、基に「アドリブ女王です(笑)」と言われ、「頑張ります!」と笑顔を見せた。
佐々木美玲のモノマネのレパートリーは100個!?
劇中で佐々木が仲間由紀恵のモノマネを披露していたが、実はそれもアドリブだったという。「台本では、仲間由紀恵さんのところは『(モノマネ)いきましょうか?』『いやいやいや』という感じでモノマネをやらない感じだったんですけど、稽古の時に『じゃあ、お願いします』と言われて、『え?』って思いながらやったらそれが採用されたので」と台本とは違うと明かした。モノマネのレパートリーの数を聞かれ、「えっと、レパートリーは…」と考えていると、基が「100あります!」と答え、佐々木は「毎日お風呂の中でその稽古をしてたりします(笑)。私的にはドキドキなところもあるんですけど」といろんなモノマネを披露する気満々。基は「そんなにあると17公演じゃ足りないですね。地方とか回れたらいいのになぁ」と地方公演を切望した。
最後は、落合が「アドリブもどんどん入れて毎回新鮮に、自分たちも楽しみながら、皆さんにも楽しい時間を過ごして返っていただけたらと思います」と、佐々木が「明日から始まりますけど、ドラマを含めると約半年間関わってきているので、愛着のある作品ですし、皆さんにホッコリした雰囲気を受け取っていただけたらいいなと思っています」というメッセージを届けた。そして基は「“自分が悩んでいることって、ちょっと考え方を変えれば大したことないかもしれない”というふうに、来てくれた皆さんが笑顔になれる作品になっていると思います。“今日来て良かったな”って思ってもらえるように頑張りたいと思いますし、最後まで誰一人欠けることなく突っ走っていきたいと思います」と力強く意気込みを伝えて、締めくくった。
舞台「ぴーすおぶけーき」は1月20日(金)から29日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場で上演(全17公演)。
◆取材・文=田中隆信
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