福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ！」(毎週月～土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月～金曜の振り返り)の第74回が1月18日に放送され、厳しい状況が続くIWAKURAにかすかに希望の光が灯った。変化のきざしは、舞(福原)の先輩営業部員・藤沢(榎田貴斗)や嫌味な事務員・山田(大浦千佳)の態度にもあらわれた。(以下、ネタバレがあります)
舞＆めぐみ母娘に注がれる冷ややかな視線
父・浩太(高橋克典)の急死を受け、母・めぐみ(永作博美)が社長となって経営立て直しに向け歩き出したIWAKURA。第16週「母と私の挑戦」では、舞が航空会社の内定を辞退し、IWAKURAの営業部員として懸命にめぐみを支える姿が描かれている。
浩太の遺した会社を守っていきたい――。その思いは尊くても、技術のことや現場を何も知らないめぐみと舞への風当たりは冷たい。取引先の信用が得られないのはもちろん、減給や失業の危機に晒されるIWAKURAの社員たちからも、「素人が仕事取ってこれるほど甘い世界じゃない」と、2人に冷ややかな視線が注がれた。
舞の姿勢がIWAKURAに変化を起こす
そんな中、第74回では少しずつ潮目が変わってきたと感じさせる描写もあった。
舞がベテラン社員の笠巻(古舘寛治)に頼んで始めたネジ講座には、少しずつ参加者が増えてきた。内容も基礎講座の枠を超え、経営改善のための勉強会といった雰囲気。会社の現状や今後についても学ぶことができ、社員の就労意欲アップにも貢献しそうだ。
営業面でも、舞の参加が変化を起こし始めていた。舞が「これ持ってったらIWAKURAの技術がどんだけすごいか分かってもらえる」からとIWAKURA製ネジを営業に持っていくことを思いつくと、それまで舞に対して距離をとっていた先輩営業部員・藤沢も明るい表情に。藤沢にとっても、舞の勤勉さが刺激になっているのがわかる。
