浜辺美波、アフレコ現場で大きかった賀来賢人の存在「すごく助けられた」

2023/01/18 21:55 配信

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映画「金の国 水の国」の公開直前イベントに登壇した浜辺美波撮影:大野代樹

俳優の浜辺美波が1月18日、都内で開催された映画「金の国 水の国」公開直前イベントに、共演の賀来賢人と共に出席。アフレコを通して成長したことや、声優に対して驚いたことを語った。

商業国家で水以外なんでも手に入る「金の国」の、誰からも相手にされないおっとり王女・サーラ(浜辺)と、豊かな水と緑に恵まれる「水の国」の、貧しくも家族思いの建築士・ナランバヤル(賀来)。二人は100年断絶している敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。互いの思いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な二人の“優しいうそ”は、国の未来をも変えていく。

アフレコ現場で「心を潰してしまった」

アフレコを通して成長したことを聞かれた浜辺は「二日間、朝から晩まで収録していたんですけど、収録ブースって薄暗くて無音だから一人ぼっちな気がするんです。一人でブースにいると『私はこの映画を台無しにしてしまうんだ』ってネガティブになってしまい、心を潰してしまったんです」と告白。

「そこから賀来さんが来てくださり、音響さんや監督さんにすごく助けられたおかげで、一回ポキっと折れちゃった心が皆さんのおかげで治ったんです。だから、またいつか声優さんだったり、悩むような現場に挑戦しにいった時に『あの時もなんとかなったから大丈夫だ』って思える心が強くなった気がします」と胸を張った。

続けて、声優と仕事をして驚いたことについて「この作品に出てくるワンちゃん、猫ちゃんが大好きなんですけど、二人の声優さんが別々で声をあてていると思っていたんです。でも、同じ声優さんらしくて、それにめちゃくちゃびっくりしました」と回顧。

「ワンちゃんと猫ちゃんは、ベロがしゃべれるようにできていないみたいなので、同じような気持ちでやっているのかなって気になります。お話を聞いてみたいので、いつか会ってみたいです」と切望した。

就活に悩む学生にアドバイス

また、同イベントは学生限定となっており、浜辺と賀来が参加した学生からの質問に答えるコーナーを実施。「就職活動に生かすために、オーディションの時に大事にしていたことを教えてほしい」という質問に対し、浜辺は「一番忘れがちなのって姿勢だと思っていて、油断すると姿勢が悪くなってしまいがちなので、胸を開いておなかに力を入れ、お尻に力を入れて足をそろえるときれいに見えるので、ぜひ参考にしていただければなって思います」と呼び掛けていた。

◆取材・文=大野代樹

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