
眞島秀和が主演を務める「しょうもない僕らの恋愛論」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)。1月26日に放送された第2話では、亡き母が愛した拓郎(眞島)について知りたいくるみ(中田青渚)が、その思いをまっすぐにぶつけた。そんなくるみの同級生をグローバルボーイズグループ・JO1のメンバー、木全翔也が丁寧に演じている。(以下、ネタバレがあります)
くるみから再び連絡を受ける拓郎
同ドラマは、原秀則の同名漫画が原作。人生の停滞期に入った筒見拓郎(眞島)と、純粋な17歳の少女・くるみ(中田青渚)、そして拓郎の高校の同級生で20年以上も思いを寄せている森田絵里(矢田亜希子)という、不器用な男女が織り成す等身大のヒューマンドラマとなる。
出演はほかに、くるみの同級生・小椋悠にJO1・木全翔也。拓郎の行きつけのバーのマスターを嶋田久作、拓郎が勤めるデザイン会社の社長・木ノ下二郎を杉本哲太、くるみの父・平尾研二を橋本じゅん、くるみの祖母・桃子を手塚理美が演じる。
第2話は、拓郎のもとに再びくるみから「行きたい場所がある」と連絡が入る。そこは、くるみの母で、拓郎が大学生だった20年前に愛した安奈と昔行ったバッティングセンターだった。
地上波ドラマ初出演の木全翔也が成績優秀で頼れる高校生を好演
くるみがバッティングセンターに誘ったきっかけは、母の遺品のなかにあったポイントカードだった。野球が好きだったとは聞いたことがなかった母が、9回も訪れていた。くるみは、「例えば、野球が好きなやつと仲がよかったとか」という悠の言葉で、拓郎が思い浮かんだのだった。
くるみの幼なじみで、いまも同じ高校に通う悠は、くるみに密かに恋心を抱いていた。
演じる木全は、所属するJO1のメンバーが11エピソードで各主演を務めたドラマ「ショートプログラム」(Amazon Prime Video)への出演経験はあるが、地上波ドラマは本作が初。
JO1のパフォーマンスをしているときとはがらりと違う雰囲気で、また実年齢は22歳だが、成績優秀な男子高校生という役をナチュラルに、みずみずしく演じている。
くるみの亡き母からも頼りにされていたようだが、くるみ自身もなにかと悠に相談をして頼りにしている。第2話では、なぜ母の元を離れたのかについての答えを拓郎にはぐらかされたときの様子を学校の図書館でくるみが熱演。悠は宿題しながら聞いて、大げさな部分を冷静に指摘。
そんな悠を、くるみは強引に誘い、母のことを聞いてもらうように企んだ。しぶしぶながらも付き合うところが、くるみに恋する悠の弱い所であり、優しいキャラクターであることがよく表れていた。

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