俳優の井上祐貴が、ファースト写真集「いま」(KADOKAWA)を発売。2月4日に都内で発売記念イベントを行った。
特撮ドラマ「ウルトラマンタイガ」(テレビ東京系、2019年)でドラマ初主演を果たし、連続ドラマ「silent」(フジテレビ系)やNHKの時代劇「大奥」(NHK総合、火曜午後10時)など、話題作への出演が続いている井上。今回発売する写真集は、彼の等身大の「いま」を集めた1冊に仕上げられているという。
「この日を迎えたことが感慨深いです」
「いま」の気持ちを尋ねられた井上は「企画の段階から写真集ができるまでの過程を思い返すと、この日を迎えたことが感慨深いです」と、感無量の顔で喜びを語った。
撮影は昨年8月、井上の地元である広島で3日間実施。撮影時のエピソードを尋ねられると「僕は趣味でフットサルやサッカーをずっとやっていていて、フットサルをやっているシーンを写真集に入れたいという思いがありました。で、フットサルをしているシーンは3日間の一番最後に撮影したんです。それまで他に入浴シーンや海など、肌が濡れているシーンはあるのですが、それ以外のシーンは濡れていないんです。8月の撮影なのに汗をかいたらダメだと言われて」と語ると、「僕、首から上に出る汗がある程度コントロールできるんですよ」と衝撃告白。
「それを暑い中、3日間やっていたんです。で、フットサルのシーンで最後に思いっきり汗を解放して、思いっきり汗をかいてビッショリなんですけれど、そういう一面が写真集におさめられています。それが印象に残っています」と、笑顔で語った。
「新たな自分が知れた瞬間」
お気に入りのカットは、この日の会見で着ている同じTシャツ姿で、満面の笑みをみせた1枚。「広島ならではというか、見晴らしのいい田園での写真なんですけれど、トップ3に入るぐらい広島を感じました。初めて行った場所なんですけれど、上がってきた写真をみても、新たな自分が知れた瞬間というか、無邪気に笑っている自分はこんな顔なんだなと知りました」としみじみ。
「笑うとか、怒るとか、泣くといった感情を露わにするって、私生活でゼロではないですけれど、あまりなくて。お芝居では他人を気にしながらしますよね。でも、何も気にせずに楽しんでいる自分を撮られるというのが今までなくて。恥ずかしかったんですけれど、それもまた、写真集だからお見せできる顔なのかなと」と、広島らしい風景で、素の自分が映っている1枚であると語った。
さらに、両親から「この写真が祐貴っぽいと言われて、なおさら好きになりました。両親が選んだ写真は、どれも無邪気で、両親の前で見せていた写真なんですよ。親はそういう写真が好きなんだなと思いました」というと、「広島で家族や友達と行った場所に行くと、懐かしさを覚えました。それゆえに出せる表情があって、この場所でロケができて、よかったと思います」と、地元だからこそ、素の自分が納められていることをアピールした。