有村架純、20代の10年は“あっという間”「ものすごいスピードでいろんな景色を見ることができた」

2023/02/05 20:34 配信

映画 会見

有村架純がNetflix映画「ちひろさん」の完成披露舞台あいさつに登場※ザテレビジョン撮影

有村架純が2月5日に都内で開催された主演映画「ちひろさん」の完成披露舞台あいさつに登場。共演の豊嶋花嶋田鉄太、van、メガホンをとった今泉力哉監督と共にトークを展開し、演じる役柄への思いなどを語った。また、有村が2月13日(月)に30歳の誕生日を迎えるということで、サプライズで花束を贈呈される一幕があった。

有村「孤独という言葉をネガティブには思っていない」

有村架純※ザテレビジョン撮影


主人公・ちひろを演じるにあたり、まず原作本を読んだという有村は「世界観が大好きになって、読みながら自分が演じるかも知れないということを忘れて没頭して、ちひろさんという女性の沼にハマっていく感覚がありました」と明かす。

その上で「これを演じるとなるとすごくハードルが高いなと思いながらも、今泉さんがどうしてこの作品を届けたいか、制作側の人たちがどうしてこの作品を届けたいかというところにすごく共鳴して。社会に対して生きづらいと思っている方や、同じ女性として生きづらいと思っている方に届けたい作品だなと、その役目が担えるのなら光栄だなと思ってお話を受けさせていただきました」と、ちひろ役に起用された時の心境を告白。

有村が演じるちひろは、幼い頃の家族との関係から孤独を抱えたまま生きているが、“孤独を愛する感覚”もある女性。そんな彼女に共感する部分はあるかと聞かれ、有村は「はい。私は『孤独』ということに対して決してネガティブに思っていなくて、孤独というと『寂しい人だな』とか、イコールでつながってくる言葉で思い浮かばれがちだけど、独りの時間を愛せるってすごく幸せなことだなと。ちひろさんに出会って、孤独ということに対してポジティブに捉えられる方々が増えたらいいなと思います」と語った。

30代は「早く迎えたかったので“ようやく”という気持ち」

また、有村が13日に誕生日を迎えるということでちょっと早めのサプライズバースデー演出が。有村は「知らなかった~。すいません。ありがとね!」と驚きながら、嶋田から花束を受け取り、うれしそうな表情を浮かべる。

30代に突入することについて、有村は「早く30代を迎えたいという気持ちがあったので、“ようやく”という気持ちと、振り返るとこの10年本当にあっという間だったなと。ものすごいスピードでいろんな景色を見ることができたので、とってもありがたい10年間でした。もう戻ってこない20代に思いをはせながら30代を迎えられたらなと思います」と率直な感想を。

そして30代で挑戦したいことについては「より質の良い作品を届けるために、柔軟な心も持って皆さんとディスカッションしながら作品を届けられたらいいなというふうに思っています」と、今後も真摯(しんし)に作品と向き合うことを誓った。