
山田裕貴が、2月7日に都内で開催された映画「BLUE GIANT」完成披露舞台あいさつに登場。同じく声を担当した間宮祥太朗、岡山天音、そして立川譲監督と共にオファーを受けた際の心境や、19歳当時の思い出などを語った。
好きな漫画の主人公役に驚き
今作で世界一のジャズプレーヤーを目指す主人公・宮本大の声を担当する山田は、もともと原作漫画が好きで読んでいたという。大の声を担当すると決まった時のことを聞かれ、山田は「アニメだったら『確かに!』って思ったんです。実写だったらめちゃくちゃ(サックスが)うまい人がお芝居もして、ってなると思うんですけど、アニメーションだったら『なるほど!』と。『声のお話が来ているんですけど』ってなり、『えっ?』ってなって、『え…?大?マジすか!』って(笑)」と、大役のオファーに驚いたそう。
続けて「じゃあ他のメンバーはどうなんだろうって。間宮くん、天音くんって聞いて『なるほどな、大丈夫!』って思いました。それは同じ俳優として戦っている身として気持ちが一緒だし、このアニメーションに挑戦するっていう思いも一緒だと思うから、安心感がありました」と、当時の心境を明かした。

山田「俳優王に俺はなる!」
また、今作では情熱を持って音楽に打ち込む青春が描かれているということで、「劇中のキャラクターと同じ19歳くらいの頃に熱くなっていたこと」についてトークを展開することに。
この質問に、山田は「大と一緒で18歳の時に高校を卒業して、上京して名古屋から東京に来たんですけど、俳優さんになるためにお芝居の学校に通っていたので、それに毎日追われていました。バイトもしていて、ネームプレートのところに『俳優王に俺はなる!』って書いてた」とおどけると、間宮が「そういうの書いている店員さんいるけど、(山田も)そこに書いてたわけだ」とニヤリ。
あらためて山田は「(大と)だいたい一緒だなと(笑)」と言いつつ、「でも、僕は怖いから宣言していたというか。言って自分に課していた。ものすごく怠け者の人間なので、書いて宣言しないとやんないタイプなんです。でも、大は本当にそう思って信じているタイプなので、言っていることは一緒なんですけど、そこが大の強さだなというのはものすごく感じました」と演じるキャラクターと重ねながら、その違いをしみじみ語った。


Universal Music
発売日: 2023/02/17