美保純が、NHK総合で放送中の「ごごナマ」(毎週月~金曜昼1.05-4.00)に出演中。ことし4月からスタートした同番組のコンセプトは“オトナの井戸端、作りました”。平日の午後を家で過ごす“オトナ世代”に向けて、ゆったりとおしゃべりを楽しんでいるような番組となっている。
美保は船越英一郎、阿部渉アナと共に月~木曜のMCを担当し、旬なゲストを招いてのトークやお得な生活情報などを届けている。そんなスタジオショーのMCを担当している感想や、放送が始まった当初の気持ちなどを聞いた。
――MCを担当して3カ月がたった感想を聞かせてください。
番組のホストとして出演するのは今回が初めてのことなんです。なので、コメンテーターとは違うので、スムーズな番組進行をするためにも、芸能人としての自分を出し過ぎないようにしていますね。性格は出てしまうんですけど、そういったポイントを変えています。
――共演者の船越英一郎さん、阿部渉アナとはどのように番組を進めようと考えていますか?
一見、トリオのような雰囲気ですが、お互いを相方のようには思わないようにしています。個人個人が話を展開していくスタイルでいいのかなって、なので相談もしてないんですよ。出演者たちの人間性が、垣間見えるところが生放送の面白さですしね。
それと、私はあえて台本は読まないようにしています。前もってその回にやることを知らずに真っ白な気持ちで放送に臨んでいるんです。
そんな中、船越さんはやはり大人だから、生放送中の発言に気を付けているんでしょうね。「そういうことは、言っちゃいけない」っていうふうにブレーキを掛けているのが分かります。その点私は、ぎりぎりで“言っちゃいけない”ことを止めるという技を持っているので、私の方が生放送慣れているなって思いますね(笑)。
――お昼の帯番組に関わってみて、どんなお気持ちですか?
最初は「帯のMCの役目なんて務まらないな」って思っていました。私は“お勤め”が嫌いなのに、それなのに毎日“お勤め”しているなんて新鮮です。月曜から木曜まで通うことにも慣れてきました。ただ、自分の身の回りの雑用ができなくなったのが大変…。身の回りのことをしてくれる“奥さん”が欲しいですよ(笑)。
――NHKの生放送だから気を付けているという点はあるんですか?
CMがないということだけ意識しています…それだけですね。発言を気にしているようなことはないです。
割と私は、「5時に夢中!」(毎週月~金曜昼5.00-5.55、TOKYO MX)でも変なことは言ってないんですよ。それに、「NHKで、下ネタ言ってやる!」みたいな奇をてらったこともしたくないですしね。そういうのダサい(笑)。ありのままの自分を出しています。
――ありのままの自分を出すことで、こういう自分に気付いてほしいという点などありますか?
バラエティー番組などでもそうですが、素の私がしゃべっているという感じが伝わっていなかったと思うんです。それが、この番組だと長い時間トークをしているので、本来の私の人間性を分かってもらえるんじゃないかな。人生のサバイバルを生き抜いてきた、リアルな私を見てもらえるといいですね。
――番組を見た方からの反響はありましたか?
知人から、「実は、すごい頭のいい人なんだね」って言われました。でも、昔から陰では言われているんですよ(笑)。
――美保さんが今後チャレンジしてみたいことはありますか?
ラジオ番組をやってみたいです。ラジオはリスナーがしっかり聞いてますから、自分の発言に責任がありますよね。
さらにもっと、自分のパーソナルな部分を出すことができると思うんです。文化的な内容の放送を、気の合った方と一緒にラフな感じで放送できても楽しそう。
――「ごごナマ」を見ている方にメッセージをお願いします。
「大人になるにつれて、落ち着かなきゃ」なんて思ったりせず、子供っぽい気持ちや、気になったことを掘り下げる脳を持ち続けてほしいです。昭和の懐かしいことを紹介したりもしていますが、懐かしい気持ちになるだけじゃなく、そこで趣味を再発見し、もう一度始めてみてください。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)