草なぎ剛が主演を務めるドラマ「罠の戦争」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系) の第5話が2月13日に放送された。息子の事件の真相を暴くため、代議士になることを決意して選挙戦に挑んだ亨(草なぎ)。罠が張り巡らされるハラハラ&ドキドキの展開が続き、世界トレンド入りする反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
出馬を決意した亨が選挙に挑む
本作は、草なぎが主演を務めてきた「銭の戦争」(2015年)、「嘘の戦争」(2017年)に続く、“戦争シリーズ”の第3弾。草なぎにとって6年ぶりのドラマ主演となる。
議員秘書の鷲津亨(草なぎ)は、ある日、息子・泰生(白鳥晴都)が重傷を負ったという知らせを受けるが、議員の“先生”からその事件のもみ消し指示を突き付けられる。仕事のために自分を殺し、我慢を重ねてきた亨の中で何かが大きく変わり始めるというストーリーだ。
亨の妻・可南子を井川遥、亨と同じ議員事務所で働く秘書見習い・蛯沢眞人を杉野遥亮、私設秘書・蛍原梨恵を小野花梨、亨が仕える代議士・犬飼孝介を本田博太郎が演じる。
息子の事件について隠蔽指示したのが“永田町”の人間だと知った亨は、自ら代議士となることを決意。第5話は選挙戦が描かれたが、やはり一筋縄では行かない、“ワナワナ”する展開となった。
選挙戦の裏に潜む総理と幹事長の対立
犬飼の後援会長だった鰐淵(六平直政)の協力も得て出馬を決めた亨。その矢先、人気フリージャーナリストの女性が対立候補として出馬することを聞かされた。彼女は無所属での出馬だが、総理の竜崎(高橋克典)とも親しい間柄。
幹事長の鶴巻(岸部一徳)は、自分の派閥の頭数を減らそうとする竜崎の差し金だと眉をひそめ、亨も竜崎が何らかの理由で自分を永田町から排除しようとしているのではと考えた。
そんな亨に竜崎は「これが選挙だよ。誰が敵になるか、どんな罠が潜んでいるかも分からない。くれぐれも気をつけてくださいね」と言うのだった。
その言葉の通り、さまざまな罠の仕掛けが。ウグイス嬢の引き抜きに始まり、デマのチラシ配布、応援演説の予定変更。そして選挙違反行為で蛯沢にスパイの疑惑がかかることに。
総理自ら“罠”と言ってしまっている政治の世界になんともいえない気分になりつつも、選挙の裏側を垣間見る展開に引き付けられた。
TCエンタテインメント