福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。2月15日放送の第94回では、舞(福原)と貴司(赤楚衛二)のもどかしいやりとりが描かれた。「今日、七夕やで」から始まる会話に、視聴者からは2人を“織姫と彦星”になぞらえる声も多く上がった。(以下、ネタバレがあります)
第20週「伝えたい思い」では、IWAKURAが新聞で紹介されるエピソードや、貴司が初の短歌集を出すため苦労するエピソードが描かれている。
初歌集の完成に向け、編集者・リュー北條(川島潤哉)による業界の洗礼も受けながら新作の歌をひねり出そうと努める貴司。一方、舞はついに貴司に対する恋心を自覚したのだが、貴司にべったり張りつく史子(八木莉可子)のせいで、貴司との間に距離ができてしまっていた。
短歌に詳しくないことに引け目を感じる舞は、訳知り顔で「先生と私は、同じくらい深い孤独を抱えているんです」と語る史子に、一歩引き気味。新聞記者の御園(山口紗弥加)に語った「今のままでええんです。関係変わってしまうの、怖いんで…」という思いも本心だろう。
第94回では、そんなある夜、久留美(山下美月)から電話で「星きれいやで」と言われた舞が星空を見ようと窓を開け、向かいの部屋の貴司と窓越しに顔を合わせる場面が描かれた。
「今日、七夕やで」と話し始めた貴司。「あんな…歌集、出されへんかもしれん。新しい歌、一個もできへんねん」と迷いを口にした。
すると舞は「“星たちの光あつめて見えてきたこの道を行く明日の僕は”。貴司くんが初めて作った短歌や。この歌、思い出すたんびにあの時の景色が目の前に広がんねん」。そして、久留美と3人で見た五島の風景に思いを馳せ、「短歌にしたら、一瞬が永遠になるんやんな。私、貴司くんの短歌好きやで」と伝えた。