阿部サダヲ×上戸彩×玉森裕太が振り返る、池井戸潤作品での初共演「原作とは違う展開が一番の見どころ」

2023/02/16 16:01 配信

映画 インタビュー 独占

「シャイロックの子供たち」ビジュアル(C)2023 映画「シャイロックの子供たち」製作委員会

池井戸潤の同名ベストセラー小説を映画化した「シャイロックの子供たち」が本日より公開に。本作は東京第一銀行の小さな支店で起きた現金紛失事件をきっかけに、メガバンクにはびこる不祥事が明らかにされていく大暴露エンターテインメント作品。事件の真相を探る銀行員・西木を阿部サダヲ、西木と行動を共にする部下・愛理を上戸彩、同じく部下・田端を玉森裕太が演じる。初共演となる3人に話を聞いた。

阿部「完成した映画を見たら、意外と出ていて驚きました」


――作品を見た感想や役作りについて教えてください。

阿部:今回のオファーをいただいたときに、先に原作を読ませていただいたのですが、そこでの西木は途中で失踪しているんですね。なので、自分の出番はそんなにないんだろうなと思っていて、完成した映画を見たら、意外と出ていて驚きました。

上戸:私は阿部さんと一緒に試写を見させていただいたのですが、そのときの第一声も「結構、出てたね」でしたね(笑)。確かに今回はオリジナルストーリーになっているので、原作とは少し違いますよね。ただ、私が演じた愛理は、銀行内でも目立つ存在ではなく、銀行で働いているごく平凡な女性なので、普通でいることを心掛けていました。

玉森「阿部さんや上戸さんをはじめ先輩方とご一緒できて、本当にうれしかったです」


玉森:僕も上戸さんと同じですね。(自身が演じた)田端も普通に仕事の愚痴を言うし、みんなに交じって上司への陰口も言う。本当に普通の若者なんですよね。その上で、僕個人としては、阿部さんや上戸さんをはじめ先輩方とご一緒させていただけて、本当にうれしかったです。