福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)、2月16日放送の第95回では、貴司(赤楚衛二)に憧れる秋月史子(八木莉可子)がこれまで以上に存在感を発揮。舞(福原)と貴司の関係に大きく食い込み、Twitterでは「秋月さん」がトレンド入りする注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
「心と心が触れ合った気がしたんです」
第20週「伝えたい思い」では、舞がIWAKURAのブログを立ち上げるエピソードや、貴司が第一歌集を出すため苦しむエピソードが描かれている。
そんな貴司のそばに張りつき、かいがいしく世話を焼く史子。貴司の母・雪乃(くわばたりえ)ともすっかり親しくなった様子だ。
貴司と自分は同じように“孤独”を抱え、深いところでつながっている。自分だけが貴司を理解している――。そう思い込み、「先生のそばにおること、悪く思わんといてくださいね」(第92回)、「先生が私の歌を読んで『ええ歌や』って言った時、心と心が触れ合った気がしたんです」(第94回)と、たびたび舞をけん制してきた。
史子、300首から“たった1首の恋の歌”見抜く
第95回では、そんな史子がさらに存在感を見せてきた。貴司の歌集用の原稿の中から「ありますよ、恋の歌。300首の中に1首だけ」と“君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた”を指し、「(恋の歌だと言えるのは)本歌取りやからです」と、万葉集にも採られた歌人・狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)の名前を挙げた。