吉谷彩子と石井杏奈がダブル主演を務めるParaviオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」の第3話が配信された。吉谷演じる詩を支え、助けてくれるのが上杉柊平演じる伊崎。第3話では、自分を押し殺して言いたいことを我慢しまう詩に少しずつ変化が表れ、“恋人のフリ”をしていた2人は急接近する。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、小説投稿サイト「エブリスタ」で人気を博し、電子コミック配信サービス「めちゃコミック」でコミカライズもされた、累計100万DLを突破した話題作をドラマ化。
主人公の今西詩(吉谷)と九条美園(石井)は、いとこ同士で子どもの頃から一緒に育ち、現在は都内のマンションで同居している。美園は、外見だけでなく中身も「かわいい」という言葉がぴったりで、ちょっとわがままだが甘え上手。一方、詩は居酒屋でアルバイトをしながら、フリーライターを目指す努力家だが、意地っ張りで素直に感情を表すことが苦手。性格は対照的だが、2人は家族でもあり親友のような存在で、詩は「美園みたいになれたらどんなに楽しいだろう…」と何度も心の中で願っていた。
そんなある日、詩は美園の裏の顔を知る。美園は巧妙な嘘をついて周囲の心を操り、詩の家族、友人、恋人までをも奪っていた。絶望した詩は美園への復讐を誓うが、美園には幼少期から詩を恨む理由があった…。
美園に気を遣いすぎる詩を見かねて、“彼氏のフリ”をし続けてくれている伊崎(上杉)。詩は伊崎に迷惑をかけていないかと心配するが、伊崎からデートに誘われるなど、2人の距離は確実に近づいていた。
そんなある日、SNSで、詩と伊崎が働く焼き鳥店の誹謗中傷が書き込まれる。伊崎が昔傷害事件を起こし前科があることや、アルバイトの同僚についてなどの内容から、店の内情を知った人物に違いないと詩が疑われてしまう。書き込んだのは詩ではないのに「自分が我慢すれば、この場が丸く収まるなら…」と考え黙り込む詩。すると伊崎が、ある書き込みがあった日の時間帯、自分が詩と一緒にいたことを明かし詩の潔白を証明してくれた。
そして、自身に前科があることも間違いではないと話し、「俺の過去が迷惑をかけたんだったら申し訳ない」と謝罪まで…。自身を助けてくれ、さらに正直な伊崎の姿を見て、詩も自分が犯人ではないこと、アルバイトの面接を落ち続けた自分を働かせてくれていることに感謝していることを思い切って打ち明けた。今まで自分の気持ちを押し殺し続けていた詩が、勇気を持って一歩踏み出した瞬間だった。
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